マラッカはその海上交易上の地の利ゆえ、ポルトガル、オランダ、英国、日本の支配を次々に受けてきた。中国から南下してきた中国人男性と地元マレー系女性との結婚によりババ・ニョニャ文化という独特な折衷文化も生まれている。

そう、ポルトガルの足跡はここにもある。日本へキリスト教をもたらしたフランシスコ・ザビエルの遺骨は一時期ここに置かれていた。覇権がポルトガルからオランダに移った後も、この地に残ったポルトガル系の人々の末裔が今もPortuguese Settlementというエリアに固まって暮らしている。毎年6月にはFesta de São Pedroというお祭りが開かれるという。このエリアに行ってみると確かに、ポルトガル風の造りの家が多く、ポルトガルっぽい顔と名前を持つ人が多いのであった。