いつも行くヨガスタジオには3匹の同じ模様の親子猫が住み着いていて、よくバイクの座席やらショーケースの上やらで昼寝をしている。あまりに気持ちよさそうな様子についちょっかいを出すと、「ニャー(じゃましないでよ)」と抗議する。そしてまたぐーすか寝入ってしまう。
2011年1月15日土曜日
猿の森
猿の森へ行った。
ウブドの街中にある鬱蒼としたその森は自然保護区に指定されていて、猿たちの聖域となっている。
猿は神の使い。古代インドの叙事詩「マハーバーラタ」でラーマを助ける聖なる猿ハノマンは英雄である。
観光名所なのだが、東京タワーみたいなもので、住んでいると行かないものだ。今回新婚旅行のMちゃんカップルを案内して、約10年ぶりに足を踏み入れた。
土産物屋やレストランやホテルがひしめく通りから一歩入ると、そこは別世界。まさに猿たちの楽園が広がっていた。実にのびのびとした彼らの「人間らしい」行動は見ていて飽きない。赤ちゃんを抱いたお母さんザルたちの必死で子どもを守る様子。愛くるしい赤ちゃんザルたちの表情。子ザルたちのじゃれあう様子。仲睦まじくノミを取り合う様子。貫禄あるオスザルの様子…
喧噪の一歩隣に、今もまたあの別世界が広がっていると想像すると楽しい。今度また気分転換にあの猿たちに会いに行こう。
2010年8月17日火曜日
トッケイくん闖入す
インドネシアの独立記念日である。
もちろん国民の祝日であり、広場では記念行事が行われ、観光の方もトップシーズンのため、街は大渋滞…だというのに、私の今日の話題はこれなのである。
普段は外の屋根裏にへばりつき、「トッケイ、トッケイ」と声はすれども姿は見えないトッケイくんが、何をどう間違えたのかいつの間にか私の部屋に闖入していた。
私もびっくりしたが、向こうも相当びっくりしたようだ。
カメラを向けるとフラッシュにびっくりするトッケイくんがかわいい。
今夜は鳴くところがライブで見られるだろうか。
私の部屋にはいろんなものがやってくる。
蝶は言うに及ばず、
ロープが落ちてるなと思ったら蛇だったこともあるし、
洗面所のシンクでこうもりが気絶していたこともある。
蛍が迷い込んでいて、明かりを消して眠るまでの間、青い点滅で目を楽しませてくれたこともある。
2009年9月23日水曜日
雨のロングバケーション
80年代の大瀧詠一の名盤”A Long Vacation”の女性ヴォーカルによるカバー版が出るということをとあるメーリングリストで知り、懐かしくなってiTunesからアルバムを引っ張り出してきて、大好きだった「雨のウェンズデイ」など聴いていたら、今日は水曜日でしかも朝から雨だということに気付いて、「これぞ雨のウェンズデイ」と一人で悦に入っていたうちはまだ良かった。
この雨、それからまる1週間降り続いたのである。
しかも、イスラム教の断食明け大祭と日本の所謂シルバーウィークがばっちり重なった1週間に、である。
日本から観光で来た人々も、ジャワ島から観光で来た人々も、お気の毒だったが、こう毎日降り続くと住んでる私も鬱になる。洗濯物は乾かないし、外出すればまた濡れるし、太陽がまったく顔を出さないどんよりした空の下に閉じこめられていると、考えることが全部悲観的になってくる。
今また「これぞ雨のロングバケーション」と一人で悦に入っていられるのも、太陽が戻ってきてくれたお陰である。
2008年11月26日水曜日
ゲッコー(トッケイ)

「ゲゲゲゲゲ…ゲッコー、ゲッコー、ゲッコー、(この辺りから次第にトーンダウン)ゲッコー、ゲッコー、ゲッコー、グー、グー…」という何とも愛嬌のある鳴き声を初めて聞いたのは、3年ほど前、フィリピン、セブ島沖の小島、カオハガン島でのことだった。海辺のバンガローで夜寝ていると、決まってこの奇妙な声が聞こえてくる。一体声の主は何だろうと思っていたら、ゲッコー(トッケイヤモリ)という爬虫類だった。
東南アジアには広く分布するらしく、声だけはすっかりおなじみになったが、なかなか姿を見ることができない。今住んでいる家でも夕方になるといつも同じ場所から聞こえてくるので、今度こそはと思って探してみたら、ようやく見つけた。天井の桟の間にへばりついている、体長30 cmはあろうかという大型のヤモリで、水色がかったなかなかきれいな体色をしている。
いつも行くヨガのスタジオの天井にも定位置にゲッコーがいる。最近はクラスを受けに行くと姿を探すのが習慣になってしまった。夜鳴くのが習性のようで、昼のクラスではひっそりおとなしくしている。が、今日は夜のクラスだったので、ゲッコーも鳴きたい時間だったらしい。1時間半のクラスの間に一度だけ、もうどうにも我慢できないという感じで遠慮がちに鳴いたのがおかしくて、ポーズを取りながら一人で笑ってしまった。

