猿の森へ行った。
ウブドの街中にある鬱蒼としたその森は自然保護区に指定されていて、猿たちの聖域となっている。
猿は神の使い。古代インドの叙事詩「マハーバーラタ」でラーマを助ける聖なる猿ハノマンは英雄である。
観光名所なのだが、東京タワーみたいなもので、住んでいると行かないものだ。今回新婚旅行のMちゃんカップルを案内して、約10年ぶりに足を踏み入れた。
土産物屋やレストランやホテルがひしめく通りから一歩入ると、そこは別世界。まさに猿たちの楽園が広がっていた。実にのびのびとした彼らの「人間らしい」行動は見ていて飽きない。赤ちゃんを抱いたお母さんザルたちの必死で子どもを守る様子。愛くるしい赤ちゃんザルたちの表情。子ザルたちのじゃれあう様子。仲睦まじくノミを取り合う様子。貫禄あるオスザルの様子…
喧噪の一歩隣に、今もまたあの別世界が広がっていると想像すると楽しい。今度また気分転換にあの猿たちに会いに行こう。