ラベル Angkor の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Angkor の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2010年12月23日木曜日

アンコールワット旅行記 その10:後記


アンコールの旅から帰って早くも2週間半が経った。私は仕事の合間に旅行記をしたためたり、写真を整理したりして過ごした。その間バリではガルンガンが来て、クニンガンが来て、これからクリスマスと年末年始を迎えようとしている。ヒンドゥー教のバリだが、観光地で外国人が多いのと、年中行事的な意味合いで、クリスマスの賑わいはそれなりにある。また独自の暦があるバリでは日本のようにお正月を厳粛に迎えたりはしないが、西暦の変わり目はやはりカウントダウンをしたりして祝う。そんなわけで、何となく年末特有の気ぜわしさみたいなものが漂い始めている。


残り少ない2010年のうちに、アンコールの旅のことをもう一度振り返っておこうと思う。


サイクリング


今こうして振り返ってみると、いちばん強烈な印象として残っているのが、やはりあのサイクリングの楽しさだ。青い空の下、汗だく埃まみれになりながら、そして時には逆走したりもしながら、走り切った、あの爽快感と達成感。ホテルに帰って水シャワーを浴びるときの気持ちよさ。充実感とともに涌き出てくる笑い!あれがなかったら、たくさんの寺院群をあれほどまでに楽しめていただろうかと思う。


最初勝手が分からずに心配していた水、食事、トイレ事情について、これからまわろうという方々の参考までに書いておくと、まず水は各遺跡の前には必ず売り子がいるので現地調達できるが、街中で買うよりかなり割高なので、1.5リットルのペットボトルを持参すると良いと思う。私の場合はちょうど1日で1.5リットルを消費する感じだった。最初はかなり重いが、飲む毎に軽くなっていくのがまたちょっと快感だった。


食事も各遺跡の前に食堂があるので心配いらない。街中よりは高めだが、3ドルくらいで収まる。ただし2重メニューになっているところが多く、最初は6〜7ドルのメニューを出してくるので、いったん拒否すること。そうすると3ドルくらいのメニューを出してくる。


トイレについては、各遺跡の近くに必ず公衆トイレがあるので心配いらない。清潔に維持されているし、トイレットペーパーもある。但し、アンコールトムは観光客が多いせいか、トイレットペーパーが切れていたり、水が流れなかったり、全体的に調子が悪かった。トイレットペーパーは少し持参すると良いと思う。


宿


今回の旅のハイライトはサイクリングとこの宿。私は相当気に入って、シエムリアップにまた行くことはあんまりないだろうと思うのに、あの宿にはまた泊まりたい。


実は今回宿を決めるまでには相当悩んだ。いろんな情報サイトを見れば見るほど人の評価が分かれたりして、結局どこがいいのか分からなくなる。ええい!と思い切って決めたのがこの宿だった。


フランス系のNGOが経営する経済的に恵まれない子たちの職業訓練のためのホテルスクール。授業料は無料。実地訓練と学校の運営費の調達を兼ねて、4室だけのホテルとレストランを学生たちの手で運営している。5つ星ホテルのようにとはいかないけれど、シンプルな部屋には素敵なアクセントをきかせているし、清掃も行き届いている。アメニティの石鹸もいいものを使っている。アーリーチェックインにも快く対応してくれたし、何より生徒たちが一生懸命でとても居心地がよい。私にとってはとても心に残る宿だった。


クメール料理


お世話になっているジョグジャカルタのIさんが、クメール料理っておいしいのよね、と言っていたので楽しみにしていたのだが、ほんとにおいしかった!


タイ料理のように辛くなく、ベトナム料理のような繊細さはないのだけれど、甘口で素朴でおいしい。私はクメールカレーが気に入って、そればかり食べていた。あれをまた食べたいと思い、9種類のスパイスをブレンドしたクメールカレースパイスミックスを買ってきた。一度レシピ通りに作ってみたのだけど、どうもあの味にはならなかった。ココナツミルクが違っていたらしい。今度また挑戦するつもり。


カンボジアの人々


カンボジアの人々は控えめで優しいなという印象だった。夜市でTシャツを渋々まけてくれたおばさんの「まいったなあ」という表情がとても印象に残っている。遺跡の前で土産物を売る子どもたちもそんなにしつこくなくてかわいい。


でも友だちのAくんは私が紹介した自転車屋のお姉さんとその後大げんかしたらしい。結構激しい面もあるんだなあと妙に感心。


エアアジアの預け荷物のこと


機内持ち込み荷物1つのみ、7kgまでの規定範囲に収まるか、それとも預け荷物(有料)にすべきか、最後まで悩みに悩んだ荷物のこと。結局預け荷物にしたのだが、当日カウンターで計ってみたら、合計で9kgほどあり、これが帰りには10kgに増えたので、預け荷物にしておいて正解だったようだ。機内持ち込み荷物は普通は計量されないし、1つまでというのもどこまで厳密か分からないところはあるのだが、クアラルンプールの搭乗ゲート入口には、「機内持ち込み荷物は絶対に1つまで」と但し書きがあり、はかりが置いてあったので、これは怪しそうだと思われたら止められるのだろう。


写真へのリンク


今回の旅の写真はこちらでご覧いただけます。

http://www.flickr.com/photos/riemorena/sets/72157625603879782

2010年12月5日日曜日

アンコールワット旅行記 その9:長い長い帰路

いけてるシエムリアップ空港



朝6時15分にホテルを出て空港に向かう。


シエムリアップ空港の出発待ちホールはかなりいけていることに驚いた。こじんまりとしているがきれいで、工房を見学したArtisans d’AngkorとSenteurs d’Angkorのショップや、書店などが入っており、カフェではほんとうにおいしいクロワッサンやコーヒーがいただける。値段は少し高目だが、街のどのカフェで飲んだラテよりおいしかった!WiFiも無料で使える。デンパサール空港も見習ってほしいものだ。


長い長いクアラルンプールでの待ち時間


クアラルンプール行きのフライトは8時半。2時間ほどで現地時間11時半にクアラルンプールに到着。入国審査を受け、荷物を受け取って出たのは12時半くらい。これからが長い。


バリ行きのフライトは18時半。16時半にチェックインするとして、待ち時間が4時間ほどある。クアラルンプール市街地までは空港からバスで1時間なのだが、渋滞すると2時間かかることもあるため、街に出るには中途半端である。そこで空港周辺で過ごすことにした。


まずエア・アジアのカウンターに行き、18時半のフライトの荷物をもう預かってもらえるか聞いてみると、予想に反してあっさりOKだった。7時間前からOKなのだそうだ。助かった。これで身軽にふらふらできる。


クアラルンプールの空港はLCCT(格安航空会社専用ターミナル)とKLIA(伝統系航空会社のターミナル)とあって、シャトルバス(有料)で15分くらい離れている。私がいるのはLCCTの方だが、4時間過ごせるようなものは何もない。KLIAはメインの空港なのだからLCCTよりは立派なのだろうと思い、シャトルバスで行ってみることにした。


ところが、である。30分に一本しかない有料シャトルバスに乗ってわざわざKLIAまで行ってみたところ、LCCTよりも閑散としていて、もっと何にもない!衝撃である。ビルを隈無く回って見つけた収穫と言えば、30分10リンギット(300円くらい)のマッサージチェアだけ。これは疲れた体を休めるには良かった。マッサージチェアが終わってしまうと、他に何もすることはない。1時間ほどですごすごとLCCTに戻った。


さてどうしよう。お茶でも飲もうかと思い、インド料理屋でマサラティーを頼む。なんでか知らないが、英語で頼んだのに、マレー語で返された。マレー語とインドネシア語はほとんど同じなので、私もマレー語で返した。この店員さんは私を何人だと思っているのだろう。シエムリアップの貸し自転車でもそうだったが、色が黒いせいか、最近とんと日本人に見られなくなった。


マサラティーを飲んでしまうと、もうどうにも時間がつぶせなくなった。前回の出国審査のときの長蛇の列を思い出し、3時間前にゲート入りしてしまうことにした。


ところが余裕を持って行ったときほど出国審査はあっさり通ってしまい、搭乗ゲートでまるまる3時間ある。仕方がないので、デューティーフリーショップのチョコレート、お酒、化粧品、ドラッグストアの商品をひとつひとつつぶさに眺め、ボディショップの試供品を両腕のあらゆる箇所で試し、どうにかこうにか時間をつぶした。


ようやく搭乗時間が来た。搭乗してみると今までの私のエア・アジア搭乗歴で初めてというくらい空いていて、私の隣2席が空席である。ラッキーである。隣2席の肘掛けを上げてしまえば、足が伸ばせる。今回は初めて機内食も買ってみたら、これが意外とおいしかった。そんなこんなで3時間を過ごし、21時半頃到着。入国審査を抜け、荷物を受け取り、頼んでおいたタクシーでウブドの家に着いたのは23時過ぎ。朝6時過ぎにホテルを出発しているから、時差を考慮しても実質16時間ほどかかっている。いやはや長い帰路であった。

2010年12月4日土曜日

アンコールワット旅行記 その8:シエムリアップ街巡りと再会

シエムリアップ街巡り


遺跡巡りは終了したので、今日は一日のんびり街で過ごしながら、友だちAくんが夜に到着するのを待つことにした。


街巡り用に再び自転車を借りる。


まず今まで徒歩でまわったことのない川向こうのワット・ボーエリアを自転車で流してみる。ピース・カフェというベジタリアンカフェ/フェアトレードショップ/ヨガスペースを発見。


次にArtisans d’Angkorというクラフト工房の見学に。併設のショップは目の保養にいい。ただ値段はとっても高い。


それから空港近くのSenteurs d’Angkorという自然のハーブを使った石鹸やキャンドルやスパイスなどを作っている会社の見学に。とってもいい匂いがする。


再び街に戻り、オールドマーケットでクメールカレースパイスミックスを探す。Artisans d’AngkorでもSenteurs d’Angkorでも見かけたのだが、値段がとても高く、質はいいのだと思うがちょっと手が出ない。それでオールドマーケットで安いのを探すことにしたのだった。400g入りの袋を見つけたが、何店かをまわったところどうしても3ドル以下には下がらない。仕方なく3ドルで購入。


最後にJoe-To-GoというNGOが経営するカフェでコーヒーを飲み、ホテルに戻った。


Aくんとの再会


ホテルに戻って程なくして、予想外に早くAくんが到着した。プノンペンからバスで夜到着すると聞いたきりで一体何時に来るのか分からなかったのだが、早い到着で良かった。私は翌朝5時起きで、6時15分には出なくてはならないため、ほとんど時間がないのだ。Aくんとは7年前に某NGO世界一周クルーズのボランティア通訳を一緒に務めた仲間だが、これまでラオス、チェンマイ、バリといろんな場所で年に1回くらい再会している。しばしホテルで再会を喜んだ後、夜の街を散策した。


貸し自転車屋に自転車を返しに行き、Aくんと日本語で喋っていたときのこと。店員の女の子が「なんであなた日本語しゃべれるの?」とたずねる。「だって私日本人だもの」と言うと、そこにいた店主、店員の女の子が3人で一様に驚き、「えーっ!???あなた日本人なの!?」


一体何人だと思われていたんだろう…


散策してご飯を食べたら、ホテルに戻ってパッキング。ほんとうに束の間の再会だった。さて次はどこで会うのだろう?

2010年12月3日金曜日

アンコールワット旅行記 その7:遠隔地の寺院へ

今日は遠隔地の寺院を訪ねるので、トゥクトゥクを頼んだ。ホテルの前にいつもいるドライバーと交渉し、25ドル。ちょっと高いが、往復100kmになるので、まあ仕方ない。

朝7時半に出発。道行く家々を眺めながら行くのは楽しいが、気軽に止まって写真を撮ったりできないのが残念だ。


⑯  バンテアイ・スレイ


踊るシヴァ神


「バンテアイ・スレイ」とは「女の砦」という意味だという。シエム・リアップから40kmほど北上したところにある紅色砂岩の小さな寺院で、壁面を覆う緻密な彫刻がすごい。ヒンドゥーの神話のエピソードが彫られているのだと思うが、ガイドがないのでどこに何が描かれているのか分からず、残念。その昔フランス人の作家アンドレ・マルローが盗掘しようとして逮捕されたことがあるそうだ。



遺跡公園としてすごく整備されていて、遊歩道や展示コーナーや素敵なカフェもある。


展示コーナーはかなり充実していて、この内容を書籍化してもらえれば遺跡巡りのときすごく参考になるのにと思う。特に朽ちた寺院を修復する様子の写真展示はすごい。こんなに朽ちていたのがよく修復できましたね、と感心する。今私たちが見ている遺跡というのは昔のままそこに残っているわけではなくて、かなり人の手が入って復元されているものなのだなあと実感した。


雰囲気のいいカフェではおいしいコーヒーが飲める。のどかな景色を眺めながらのんびり過ごすにはとてもいい。


居心地の良いカフェ


⑰  クバル・スピエン


川底に夥しい数のリンガとヨーニ


川底に千のリンガが彫られた聖地と聞いて、是非行ってみたかった。


バンテアイ・スレイからさらに10kmほど北上したところにある。駐車場から結構きつい山道を1.5kmほど上っていく。きついが100m毎に表示があって、ときどき休憩所もあるので、のんびり行けば楽しいトレッキングだ。


ようやく川に到着する。おびただしい数のリンガだ。


特大のリンガとヨーニ


リンガとヨーニの他にも、夢を見るヴィシュヌ神や、蓮の花の上で瞑想するブラフマ神など、ヒンドゥー神話のモチーフがあちこちに刻まれている。


宇宙の創造を夢見るヴィシュヌ神


少し下ったところには滝もあって、気持ちがいい。



2時間ほどのんびり過ごして、山道を駐車場へ戻った。


トゥクトゥクのドライバーが待っていると言った食堂でお昼を食べようと思ったら、6〜7ドルと異常に高い。こんな高いならいらないと言ったら、2ドルにするという。全部2ドルになるのかと聞いたら、2ドルでできるのはチキンスープだけだという。仕方なくそのチキンスープを頼んだ。味そのものは悪くなかったが、具が少なくて物足りないし、ごはんがおいしくない。今まで遺跡近くの食堂でもほとんど失敗はなかったが、ここは失敗。トゥクトゥクのドライバーに食堂を指定されたところを見ると、おそらくマージンが入る仕組みになっているのだろう。むっとしている私にまずいと思ったのか、2ドルのチキンスープ以上びた一文出さない様子の私を見て、ドライバーが水を買ってきてくれた。きっとよっぽど怖かったのだろう。


腹ごしらえも済んで、あとはシエム・リアップに戻るだけと思ったら、帰りがけにドライバーがもうひとつの寺院に寄ってくれた。


トゥクトゥクに乗って


⑱  バンテアイ・サムレ



大回りコースから少し外れたところにある寺院。訪れる人も多くなく、夕方の光に照らされた境内には静寂が漂う。


これでアンコール遺跡群巡りは終了である。3日券をフルに使い切り、大満足。

一路ホテルへ向かう。


トゥクトゥクのドライバーさん、ありがとう。


今日はサイクリングをしていないので、全然疲れていない。こんなんで一日終わっちゃっていいの!?という感じ。


夜はアモック(白身魚をココナツで蒸し煮したもの。おいしい!)という名物料理を食べて、今までは疲れて行く気のしなかったナイトマーケットに初めて足を伸ばした。

2010年12月2日木曜日

アンコールワット旅行記 その6:アンコール遺跡群大回りコース (2)

6kmの逆走も何のその。再び来た道を戻り、次の目的地ニャック・ポアンへと向かった。



⑭  ニャック・ポアン



沼の上に渡された歩道を通っていくと、広々とした沐浴場が現れる。

ニャック・ポアンとは「絡み合う蛇」という意味だそうで、その名の通り中央に二匹の蛇が絡み合ったような基壇がある。ジャヤヴァルマン7世が人々の病気の治療のために造ったものだそうだ。

ここで人々が沐浴している光景というのはどんなだったろう。ちょうど草津の大露天風呂のような感じだろうか、といにしえに思いをはせる。


ニャック・ポアンを出て、西へ。大回りコース最後の目的地プリア・カンに向かう。



⑮ プリア・カン



プリア・カン到着!

寺院に向かう参道で奇妙な虫を発見した。木の枝そっくり!



プリア・カンの境内はかなり広く、回廊の入り組んだ、複雑な構造をしている。

現地の説明書きによると、プリア・カンとは「聖なる剣」という意味で、ジャヤヴァルマン7世が亡父の菩提を弔うために建立したもの。創建当時は一寺院というより多様な職種・階層の人々の集住するひとつの市街を形成しており、高僧や導師のもとで仏教の教義を学び、修行する場でもあったということだ。

ここにたくさんの人々が集住していた様子はどんなであったろう。強者どもが夢の跡。



これで大回りコースの目的地はすべてまわった。あとはアンコールトムとアンコールワットを経由して、悠々帰路につくだけ。6km逆走したわりに怖いくらい順調である。


この時点で午後2時半くらいであった。お腹も空いたので、ここでお昼休憩を取ることに。

飽きずにここでもクメールカレーを食べた。



腹ごしらえも済んだので、アンコールトムへ向けて出発。


アンコールトムの北門


アンコールトムは昨日回りきれなかったところを見ようかとも思ったのだが、やっぱりその気力は出ず、通り過ぎた。


さよなら、バイヨン。


アンコールトムの南大門を抜けて南下し、再びアンコールワットへ向かう。



本当は夕日まで待ちたかったのだが、この時点でまだ4時くらい。日没まではまだ大分時間がある。汗だくで砂埃まみれなので、早く帰ってシャワーを浴びたい気持ちの方が買ってしまい、30分くらい佇んで帰ることにした。


アンコールワットを見納め


帰りも順調にとばし、他のサイクリストたちをごぼう抜き。5時頃にはホテルに到着し、大きな達成感と充実感とともにシャワーを浴びた。疲れたけど、楽しかった〜!


夜は自転車を返しに行き、クメール式マッサージで疲れた足を入念にほぐしてもらった。

クメール式マッサージというのはいまひとつ特色が分からない。ちょっとタイマッサージのような感じもあるのだけれど、全体的には普通のマッサージという感じ。

アンコールワット旅行記 その6:アンコール遺跡群大回りコース (1)

今日はどこかで朝日を見るという目標もないので、朝食をしっかり取ってから出かけることにする。

街中に見つけておいた6時半から開いているフランス系のベーカリーで、カフェラテとフレッシュジュースとバケットとオムレツとフルーツヨーグルトというボリュームたっぷりの朝食。

昨日あっという間に500 mlの水ボトルが終わってしまったので、今日は1.5リットルボトル(つまり1.5kg。これが結構重い!)を積んで、7時半頃スタートした。


アンコールワットのお濠までの道を快調に飛ばし、昨日とは逆に東回りのコースを取る。


⑩ プラサット・クラバン



今日最初の目的地は赤茶けた色の小さな寺院、プラサット・クラバン。大きなヴィシュヌ神のレリーフがある。朝の光がとても気持ちいい。人もまだ多くない。

欧米人のご夫婦に会釈したら、「自転車でまわっているんですね?僕たちも昨日は自転車で小回りコースをまわったんだけど、今日はトゥクトゥクにしてしまいました」と笑う。


孤児院



プラサット・クラバンを出て次の目的地に向かう途中で、女の子たちが踊りの稽古を受けているのを見かけ、思わず自転車を止めて見学した。聞いてみるとそこはNGOが運営する孤児院で、親をAIDSで失った子や、貧困家庭の子や、障害のある子など、恵まれない子どもたちが20人ほど共同生活をしながら、芸術科目(絵画、彫刻、伝統舞踊など)や英語を学んでいる。ボランティアで英語を教えているというオーストラリア人の年配の女性と少し話をした。「本当に悲惨な境遇の子たちだけど、みんなとてもいい子なのよ」と話してくれた。こういう活動には本当に頭が下がる。わずかばかりの寄付をしてこの場を後にし、次の目的地に向かった。



昨日見た沐浴場スラ・スラン沿いの道を東に向かう。朝の光に沐浴場の水がキラキラと反射して美しい。途中の小学校など、沿道沿いの景色を楽しみながらしばらく走ると、次の目的地プレ・ループが見えてきた。


⑪ プレ・ループ


紅色砂岩のピラミッド型寺院。なぜだかエジプトのピラミッドを思わせる。



プレ・ループを出て北上すると、左側に別の寺院が現れた。


⑫ 東メボン



東メボンというこの寺院はプレ・ループとよく似たピラミッド型の寺院だった。


⑬ タ・ソム



東メボンを出てしばらく北上すると、タ・ソムという寺院が現れた。

人面塔のある門をくぐって入ると、意外と奥行きのある空間が広がる。落ち着いた、いい雰囲気の場所だった。


逆走


さて、ここで問題が発生した。


気分良く写真など撮りながら次の目的地へ向かったところ、デジャブのように見たことのあるピラミッド型の寺院が現れた。あれ?と思ったけれど、似たような寺院も多いので、これもそのひとつだろうと思い、入口の係官の人にパスを見せようとしたら、その人もどうも見たことがある。その人、私を見るなり「また来たの?」え、え、えぇっ!????


「やっぱり、私さっきここに来ましたよね?」

「来ましたよ。覚えてるもの。どこに行きたかったの?」

「タ・ソムまで行って、ニャック・ポアンに行きたかったんだけど」

「逆に来ちゃったね。同じ道を戻るしかないよ」


やってしまった。逆走してしまったのだ。


友人の間では有名なのだが、私は方向音痴である。地図が読めないとかではなく、方向感覚に障害があるというか、部品がひとつ欠けているような感じで、絶対的な方向感覚がない。自分から見て右か左かというように、相対的にしか方向を感知できない。だから始めて行った場所でトイレなどに入ると、出てきたときに来たのと反対方向に行ってしまったりすることがよくある。ここでもそれが起きた。


今までの寺院は道路の左側にあったので、出てきたら寺院を背にして左に進んでいた。ところがタ・ソムは道路の右側にあったので、出てきたら寺院を背にして右側に行かなければいけないところを、今までと同じように左側に進んでしまったのである。


これで、往復6kmほどを余分に走ることに。あちゃーと思ったけれど、気を取り直して、出発!


2010年12月1日水曜日

アンコールワット旅行記 その5:アンコール遺跡群小回りコース (3)

⑦ タ・プローム



タ・ケウを出て南下し、次の目的地タ・プロームへ。

ジャングルの樹木が遺跡を覆い尽くしている写真が印象的で、是非見てみたかったところ。


タ・プロームとは「梵天の古老」を意味し、ジャヤバルマン7世が母のために建てた仏教寺院である、と資料にはある。「梵天の古老」という言葉がそのままこの木々を表しているかのようだ。



かなり広い寺院のそこかしこにガジュマルがたこのようにからみついている様子は、ほとんどシュールですごい。まるでSF のようだ。木々がその触手を石の建造物にのばし、からみつき、ねじまげる。かつての栄華が朽ち果て、自然の力に覆い尽くされる様子は、滅びの美さえ感じさせる。諸行無常。国破れて山河あり。



ここでいったんお昼休憩。


遺跡の前には大体食堂が何軒か並んでいて、客引きにやってくる。どうやらどこの店でもメニューを2枚用意しているらしく、最初に見せられるメニューは6ドルだの7ドルだの異様に高い。「高すぎる」と断ると、「もっと安いのもある」ともう一枚のメニューを出してくる。こちらは3ドルくらいである。街で食べるよりは高いが、これも背に腹は替えられない。私はクメールカレーがお気に入りで、こればかり食べていた。大体外れはない。


⑧ バンテアイ・クデイ



腹ごしらえも済んだところで、タ・プロームから東進。次の目的地バンテアイ・クデイへ。今日最後の寺院だ。


バンテアイ・クデイとは「僧房の砦」を意味するそうで、元々ヒンドゥー寺院だったが、後に仏教寺院として改造されたそうである。


中は広く、まるで迷路のようである。


⑨ スラ・スラン



バンテアイ・クデイを出てすぐ向かいのスラ・スランへ。ジャヤヴァルマン7世の沐浴場として作られたという。ここが今日の小回りコース最後の目的地である。


池に向かう途中、売り子の女の子にブレスレットをもらった。


遺跡の前には食堂が並んでいるのと同時に土産物売りの子どもがたくさんいて、水やらハガキやらスカーフやら工芸品やら、なんやかんや売ろうとする。けれどもこの子たちはそんなにしつこくなく、3回も断ると、「今はほしくなくても、お寺を見た後ほしくなったら、私から買って。あなたのこと覚えているから」と言ってくるのがパターンである。なんだか控えめでかわいい。なかには「あなたに幸運がありますように」と言ってくれる子もいて、なんだか感心する。


さてその女の子は私が何も買わないと見ると、どこから来たの、名前は、と聞いてきて、なぜか草で編んだブレスレットをひとつくれた。無理矢理渡して買わせるパターンかと返そうとすると、いいの、ほんとにあげる、と引かない。仕方なくもらってきた。なんでだろう。


帰路につく


今日の遺跡巡りはこれで終了。夕方の光の中、自転車をこぐ。しばらくして右側にアンコールワットのお濠が見えてくる。静かで美しい光景だ。お濠を東側から南側に回り込み、シムリアップ市街へ向かって南に進路を取る。


ホテルに帰り着いたのは4時半くらいだった。汗だくで、砂埃まみれ。疲れたけど、爽快!水シャワーを浴びながら、笑ってしまった。なんだ、この分なら明日の大回りコースもいける!今日着ていたものを洗濯し、少し休んでから、街へ出た。


まずは貸し自転車屋へ。一日の予定で借りたので、延長を申し出に行き、自転車をもう少し長距離を走りやすそうなのに変更してもらった。今日のはいわゆるママチャリで、ハンドルがU字型でなんかこぎにくい。ハンドルがフラットで、前傾姿勢で乗れるやつの方が長距離こぎやすそうだと思ったのだ。幸いちょうどいいのが見つかり、この変更は大正解だった。

アンコールワット旅行記 その5:アンコール遺跡群小回りコース (2)

③ アンコールトム


バイヨン寺院


アンコールワットを出て北上し、次の目的地アンコールトムへ向かう。


アンコールトムは一辺3 kmの城壁に囲まれた城塞都市で、顔の彫られた塔が印象的なバイヨン寺院、象のテラス、ライ王のテラスなどの遺跡が有名だ。


象のテラス


広い敷地に遺跡が散らばっているため、全部回る気力はなかなか沸いてこない。主だったところを見て、木陰で少し休憩し、次の目的地へ向かった。



④ チャウ・サイ・デヴォーダ



アンコールトムから東へ。城壁を出ると程なくして左右に小さな寺院が見えてくる。


まず南側のチャウ・サイ・デヴォーダへ。赤茶けた色の小さな寺院だ。訪れる人も少なく、ひっそりとしている。

黒い服を着た髪の短い細身の線香売りのおばあさんが遺跡からひらりと姿を現したとき、まるで遺跡の精が出てきたのかと思った。


⑤ トマノン



続いて北側のトマノンへ。こちらも小さな寺院で、人影もまばら。灰色でかっちりとした印象。


⑥ タ・ケウ



トマノンを出てさらに東に進むと、次の目的地タ・ケウが見えてくる。

王の突然の死により石材を積み上げた状態で未完のまま放置されているのだそうで、ゴツゴツとした印象。

アンコールワット旅行記 その5:アンコール遺跡群小回りコース (1)

カンボジア政府観光局のアンコール遺跡群マップ


② アンコールワット


5時起きで5時半に出発する。初めてなので現地での食事とか水とかトイレとか事情が分からない。とりあえず500ml入りの水のボトルとトイレットペーパー少々をバックパックに入れ、途中のコンビニで朝ご飯用にマフィンを買って出発した。外はまだ暗い。


ゲートを通過するとき、係官の人にパスを見せて、一日目ということを表す穴を開けてもらう。


6時過ぎにアンコールワットの駐車場に無事到着。自転車を停めようとすると高校生くらいの男の子が寄ってきて、駐車料金は50セントだが、自分から1ドルのコーヒーを買えば駐車料金はかからないという。おかしいな、駐車料金なんて取られるのかなと疑念がわいたが、何しろ初めてなので勝手が分からない。(これは後から嘘であることが判明)。どうしようかなと考えていたら、サンドイッチも売っている。バケットにオムレツをはさむもので、それはいくらかと聞いたら3ドルだという。3ドルは高いと言ったら、じゃあ2ドルにまけるという。これから一日走り回るのだから、朝ご飯はしっかり食べておきたい。マフィンは後でおやつに食べればいいやと思い、サンドイッチとコーヒーを3ドルで買った。日の出は6時半頃だという。買ったサンドイッチと少々甘すぎる練乳入りのコーヒーを飲みながら、アンコールワットのお濠にすわって、昇ってくる朝日を眺めた。


アンコールワットの朝日


朝日が昇ってしまうと、アンコールワットの中で朝日を見たらしい団体客がぞろぞろと出てきた。その流れと逆行して、ナガの橋を渡り、アンコールワットの中に入っていく。


アンコールワットはあちこちで修復作業が行われていて、正面の一部にも絆創膏をはったみたいに緑のネットが張られている。残念ながらあまりフォトジェニックな状態ではない。


まずは外の回廊のヴィシュヌ像を拝み、有名な中の回廊のレリーフへ。ガイド付きの団体客がはりついていたりするので、なかなかじっくり眺めるというわけにはいかないが、回廊に差し込む朝の光が美しい。マハーバーラタ、スーリヤヴァルマン2世の行軍、天国と地獄、と進み、乳海攪拌まで来たところで大ショック。何と半分修復作業中で見ることができない。気を取り直して一回りし、ラーマーヤナまで見終わった。


乳海攪拌のレリーフ


それから、ヒンドゥーの世界観で世界の中央にそびえるメル山を模しているという中央塔に上る。かなり急な階段を上らなくてはならない。メル山の頂上から下界を見下ろす。


中央塔より参道側を望む


下に降りて、前の庭に向かう頃には、早朝の涼しい空気が暑くなり始め、観光客の数も増えてきた。500ml入りの水のボトルはこの時点ですでに尽き、境内の売店で1.5リットル入りのペットボトルを1本1ドルで買った。街で買えばその半値以下だが、背に腹は替えられない。

2010年11月30日火曜日

アンコールワット旅行記 その4:シエムリアップへ

クアラルンプール空港での恐怖体験


朝6:45のフライトに乗るため、3時半起きで4時半頃、徒歩15分の空港に向かう。


2時間前にチェックインを済ませ、空港内の食堂で朝食をとり、搭乗時刻の1時間前にゲートへ向かった。ところが出国審査が長蛇の列。なぜか一人一人に異様に時間がかかっており、担当官がちょくちょく席を外す。列は一向に進まず、気が気でない。とうとう搭乗時間が来てしまった。まわりの人たちに搭乗時間を聞いてみると、みな私と5分くらいしか変わらず、不安を囁き合う。ゲートの締め切りまであと5分と迫ったとき、ようやく私の番が来て、すっと抜けることができた。その後はダッシュで手荷物検査を受け、搭乗ゲートに向かった。


幸い搭乗自体が遅れていたので乗り遅れずに済んだが、本当に生きた心地がしなかった。KLの出国審査には要注意!


シエムリアップ到着


定刻通り7:50にシムリアップ空港に到着。カンボジアのビザは空港で取得する。事前にオンラインで取得できるeビザというのもあるのだが、こちらは手数料が5ドル余計にかかるので、私は空港で取得することにしていた。書類に記入し、ビザ代20ドルと写真を渡すと、入出国カードが渡される。入出国カードに記入している間に10分ほどでビザが発給される。最後に税関のところで人だかり。普通は入出国カードと税関申告書は機内で配布されるのだが、今回はどういうわけか配布されなかった。人だかりのところでエア・アジアの係官が税関申告書を配り、立ったまま記入して、税関を通過した。どうも段取りが妙だ。


空港の出口前に群れているドライバーたちの中に、私の名前を書いたカードを掲げたドライバーを発見。車で予約しておいたホテルに向かう。車中でドライバーに3日券でまわるつもりだと言ったところ、それならば今日の夕方3日券を買いに行き、その足で夕日の名所を見に行くといいと言われた。その場合、今日の分は一日とカウントされないので、明日からまるまる3日間チケットが使えるのだそうだ。自分の親戚のトゥクトゥクドライバーを4時半にまわす、料金は5ドルだという。来たばかりで相場が分からないが、いろいろ教えてもらったのでここは気持ちよくお願いすることにした。


ホテルスクールに泊まる


15分ほどで予約していたホテルに到着する。ここはフランス系のNGOが運営するホテル学校で、経済的に貧しい家の子たちがホテルで働くための技能を学んでいる。授業料は無料。その費用を賄うため、学校が4室だけのホテルとレストランを経営し、生徒たちが運営している。私が予約したスタンダードの部屋は一泊15ドル。これで一人の生徒の2日分の授業料が賄えるのだそうだ。


レセプション課の男の子


早朝到着で部屋に入れてもらえるか不安だったのだが、部屋が空いていたので気持ちよく入れてもらえたし、生徒たちがみなキラキラしてかわいくて、とても居心地のいい場所である。


ハウスキーピング課の女の子


シエムリアップ街歩き


ホテルの前の道


部屋で荷ほどきをして、少し休んでから、街を散策することにする。


シエムリアップはアンコールワット観光客向けに発達した街らしく、外国人向けの店が軒を連ね、通称パブストリートという飲み屋街まである。街自体に見所はあまりないが、オールドマーケット、セントラルマーケット、ナイトマーケットというのがお土産物を物色するところとしてはある。規模は小さく、中心部は歩いて十分回れる。


まずは現金を入手するため、国際キャッシュカードの使える銀行のATMを探す。心配とは裏腹にあちこちにある。ただ手数料が銀行によって違うらしい。1回の引き出しに4ドル取るというところもあってびっくりした。カンボジアの通貨はリエルなのだが、米ドル紙幣(コインは不可)が普通に流通しており、ATMで現金を引き出すときも米ドルになる。米ドルとリエルは1ドル=4000リエル換算で混在して使われている。例えば2ドル50セントのものを買ったとすると、3ドル出して、2000リエルお釣りが来る。リエルは少し持っておくと、少額の買い物や端数の支払いに便利なのだが、カンボジア以外ではまったく両替できないそうなので、あまり溜め込まないよう注意が必要だ。


路地裏の写真展


現金を入手したところで、まずはコーヒーでも飲もうとカフェに入る。シエムリアップのカフェ事情は、WiFiが使えるところも多いし、NGOが経営するところなどもあっておもしろいのだが、値段はウブドより高目だ。


ぶらぶらした後、お昼は楽しみにしていたクメール料理を食べることにして、オールドマーケット近くの安めの食堂を見つけて入る。本当にローカルの食堂というわけではないので(クメール語のメニューは読めないので)、ローカル値段とはいかないけれど、飲み物を含めて2ドル前後で収まるので、ウブドの同程度の店と同じくらいだ。クメール料理はすごくおいしい。タイ料理のように辛くなく、ベトナム料理のような繊細さはないけれど、甘口で素朴でやさしい味がする。



インターネット屋は大通り沿いにたくさんあって、1時間50セントとウブドより若干安い。ただスピードは遅い。


最後に、現地での連絡用に携帯電話の旅行者用SIMカードを3ドルで入手した。すでに3ドル分の通話料が含まれている。トップアップも1ドル単位でできる。カンボジアの携帯電話会社事情は結構充実しているような印象を受けた。


① プノン・バケンの夕日


町歩きからいったんホテルに戻り、シャワーを浴びて夕日ツアーに備える。


約束の4時半に下に降りていくと、今朝のドライバーの親戚筋のトゥクトゥクドライバーが来ている。トゥクトゥクというのはモーターバイクに座席を取り付けたようなものだ。


まずはアンコール遺跡群のチケット販売所へ。チケットの種類別に列に並び、一人一人顔を撮影して、写真入りのパスを作ってもらう。私は1週間有効の3日券40ドルを購入した。


それから夕日の名所プノン・バケンへ。トップシーズンとあって、すごい人である。山道を15分ほど上ったところにある遺跡から、地平線に落ちてゆく夕日を眺めた。遺跡巡り第一号!



自転車で回る!


夕日ツアー中に自転車でまわっている人たちを何人か見かけた。見る限り道は真っ平らだし、以前調べたガイドにも遺跡巡りの足としてはトゥクトゥクが一般的だが、自転車でも回れないことはないと書いてあった。トゥクトゥクの相場は1日10〜15ドルなので、折半する相手のいない私には痛い出費である。自転車で回ろうという気持ちが、トゥクトゥクに乗っている間にむくむくと芽生えてきた。


ホテルに着いたとき、食い下がるトゥクトゥクのドライバーを、必要になったときは電話するからと断り、早速近くの貸し自転車屋に行って聞いてみた。貸し自転車は一日1ドル。アンコール遺跡群は小回りコースと大回りコースがあって、小回りコースは大体16キロくらいだそうだ。それなら初日小回りコースをやってみて、よっぽど大変だったら2日目はトゥクトゥクを頼めばいい。それだけでも10ドルは浮かせるのだ。アンコールワットで朝日を見るなら、5時半には出発すべし、遺跡群のゲートは5時半に開くとのことである。よしやるぞと決めて、自転車を借りた。