6kmの逆走も何のその。再び来た道を戻り、次の目的地ニャック・ポアンへと向かった。
⑭ ニャック・ポアン
沼の上に渡された歩道を通っていくと、広々とした沐浴場が現れる。
ニャック・ポアンとは「絡み合う蛇」という意味だそうで、その名の通り中央に二匹の蛇が絡み合ったような基壇がある。ジャヤヴァルマン7世が人々の病気の治療のために造ったものだそうだ。
ここで人々が沐浴している光景というのはどんなだったろう。ちょうど草津の大露天風呂のような感じだろうか、といにしえに思いをはせる。
ニャック・ポアンを出て、西へ。大回りコース最後の目的地プリア・カンに向かう。
⑮ プリア・カン
プリア・カン到着!
寺院に向かう参道で奇妙な虫を発見した。木の枝そっくり!
プリア・カンの境内はかなり広く、回廊の入り組んだ、複雑な構造をしている。
現地の説明書きによると、プリア・カンとは「聖なる剣」という意味で、ジャヤヴァルマン7世が亡父の菩提を弔うために建立したもの。創建当時は一寺院というより多様な職種・階層の人々の集住するひとつの市街を形成しており、高僧や導師のもとで仏教の教義を学び、修行する場でもあったということだ。
ここにたくさんの人々が集住していた様子はどんなであったろう。強者どもが夢の跡。
これで大回りコースの目的地はすべてまわった。あとはアンコールトムとアンコールワットを経由して、悠々帰路につくだけ。6km逆走したわりに怖いくらい順調である。
この時点で午後2時半くらいであった。お腹も空いたので、ここでお昼休憩を取ることに。
飽きずにここでもクメールカレーを食べた。
腹ごしらえも済んだので、アンコールトムへ向けて出発。
アンコールトムの北門
アンコールトムは昨日回りきれなかったところを見ようかとも思ったのだが、やっぱりその気力は出ず、通り過ぎた。
さよなら、バイヨン。
アンコールトムの南大門を抜けて南下し、再びアンコールワットへ向かう。
本当は夕日まで待ちたかったのだが、この時点でまだ4時くらい。日没まではまだ大分時間がある。汗だくで砂埃まみれなので、早く帰ってシャワーを浴びたい気持ちの方が買ってしまい、30分くらい佇んで帰ることにした。
アンコールワットを見納め
帰りも順調にとばし、他のサイクリストたちをごぼう抜き。5時頃にはホテルに到着し、大きな達成感と充実感とともにシャワーを浴びた。疲れたけど、楽しかった〜!
夜は自転車を返しに行き、クメール式マッサージで疲れた足を入念にほぐしてもらった。
クメール式マッサージというのはいまひとつ特色が分からない。ちょっとタイマッサージのような感じもあるのだけれど、全体的には普通のマッサージという感じ。