アンコールの旅から帰って早くも2週間半が経った。私は仕事の合間に旅行記をしたためたり、写真を整理したりして過ごした。その間バリではガルンガンが来て、クニンガンが来て、これからクリスマスと年末年始を迎えようとしている。ヒンドゥー教のバリだが、観光地で外国人が多いのと、年中行事的な意味合いで、クリスマスの賑わいはそれなりにある。また独自の暦があるバリでは日本のようにお正月を厳粛に迎えたりはしないが、西暦の変わり目はやはりカウントダウンをしたりして祝う。そんなわけで、何となく年末特有の気ぜわしさみたいなものが漂い始めている。
残り少ない2010年のうちに、アンコールの旅のことをもう一度振り返っておこうと思う。
サイクリング
今こうして振り返ってみると、いちばん強烈な印象として残っているのが、やはりあのサイクリングの楽しさだ。青い空の下、汗だく埃まみれになりながら、そして時には逆走したりもしながら、走り切った、あの爽快感と達成感。ホテルに帰って水シャワーを浴びるときの気持ちよさ。充実感とともに涌き出てくる笑い!あれがなかったら、たくさんの寺院群をあれほどまでに楽しめていただろうかと思う。
最初勝手が分からずに心配していた水、食事、トイレ事情について、これからまわろうという方々の参考までに書いておくと、まず水は各遺跡の前には必ず売り子がいるので現地調達できるが、街中で買うよりかなり割高なので、1.5リットルのペットボトルを持参すると良いと思う。私の場合はちょうど1日で1.5リットルを消費する感じだった。最初はかなり重いが、飲む毎に軽くなっていくのがまたちょっと快感だった。
食事も各遺跡の前に食堂があるので心配いらない。街中よりは高めだが、3ドルくらいで収まる。ただし2重メニューになっているところが多く、最初は6〜7ドルのメニューを出してくるので、いったん拒否すること。そうすると3ドルくらいのメニューを出してくる。
トイレについては、各遺跡の近くに必ず公衆トイレがあるので心配いらない。清潔に維持されているし、トイレットペーパーもある。但し、アンコールトムは観光客が多いせいか、トイレットペーパーが切れていたり、水が流れなかったり、全体的に調子が悪かった。トイレットペーパーは少し持参すると良いと思う。
宿
今回の旅のハイライトはサイクリングとこの宿。私は相当気に入って、シエムリアップにまた行くことはあんまりないだろうと思うのに、あの宿にはまた泊まりたい。
実は今回宿を決めるまでには相当悩んだ。いろんな情報サイトを見れば見るほど人の評価が分かれたりして、結局どこがいいのか分からなくなる。ええい!と思い切って決めたのがこの宿だった。
フランス系のNGOが経営する経済的に恵まれない子たちの職業訓練のためのホテルスクール。授業料は無料。実地訓練と学校の運営費の調達を兼ねて、4室だけのホテルとレストランを学生たちの手で運営している。5つ星ホテルのようにとはいかないけれど、シンプルな部屋には素敵なアクセントをきかせているし、清掃も行き届いている。アメニティの石鹸もいいものを使っている。アーリーチェックインにも快く対応してくれたし、何より生徒たちが一生懸命でとても居心地がよい。私にとってはとても心に残る宿だった。
クメール料理
お世話になっているジョグジャカルタのIさんが、クメール料理っておいしいのよね、と言っていたので楽しみにしていたのだが、ほんとにおいしかった!
タイ料理のように辛くなく、ベトナム料理のような繊細さはないのだけれど、甘口で素朴でおいしい。私はクメールカレーが気に入って、そればかり食べていた。あれをまた食べたいと思い、9種類のスパイスをブレンドしたクメールカレースパイスミックスを買ってきた。一度レシピ通りに作ってみたのだけど、どうもあの味にはならなかった。ココナツミルクが違っていたらしい。今度また挑戦するつもり。
カンボジアの人々
カンボジアの人々は控えめで優しいなという印象だった。夜市でTシャツを渋々まけてくれたおばさんの「まいったなあ」という表情がとても印象に残っている。遺跡の前で土産物を売る子どもたちもそんなにしつこくなくてかわいい。
でも友だちのAくんは私が紹介した自転車屋のお姉さんとその後大げんかしたらしい。結構激しい面もあるんだなあと妙に感心。
エアアジアの預け荷物のこと
機内持ち込み荷物1つのみ、7kgまでの規定範囲に収まるか、それとも預け荷物(有料)にすべきか、最後まで悩みに悩んだ荷物のこと。結局預け荷物にしたのだが、当日カウンターで計ってみたら、合計で9kgほどあり、これが帰りには10kgに増えたので、預け荷物にしておいて正解だったようだ。機内持ち込み荷物は普通は計量されないし、1つまでというのもどこまで厳密か分からないところはあるのだが、クアラルンプールの搭乗ゲート入口には、「機内持ち込み荷物は絶対に1つまで」と但し書きがあり、はかりが置いてあったので、これは怪しそうだと思われたら止められるのだろう。
写真へのリンク
今回の旅の写真はこちらでご覧いただけます。
http://www.flickr.com/photos/riemorena/sets/72157625603879782