クアラルンプール空港での恐怖体験
朝6:45のフライトに乗るため、3時半起きで4時半頃、徒歩15分の空港に向かう。
2時間前にチェックインを済ませ、空港内の食堂で朝食をとり、搭乗時刻の1時間前にゲートへ向かった。ところが出国審査が長蛇の列。なぜか一人一人に異様に時間がかかっており、担当官がちょくちょく席を外す。列は一向に進まず、気が気でない。とうとう搭乗時間が来てしまった。まわりの人たちに搭乗時間を聞いてみると、みな私と5分くらいしか変わらず、不安を囁き合う。ゲートの締め切りまであと5分と迫ったとき、ようやく私の番が来て、すっと抜けることができた。その後はダッシュで手荷物検査を受け、搭乗ゲートに向かった。
幸い搭乗自体が遅れていたので乗り遅れずに済んだが、本当に生きた心地がしなかった。KLの出国審査には要注意!
シエムリアップ到着
定刻通り7:50にシムリアップ空港に到着。カンボジアのビザは空港で取得する。事前にオンラインで取得できるeビザというのもあるのだが、こちらは手数料が5ドル余計にかかるので、私は空港で取得することにしていた。書類に記入し、ビザ代20ドルと写真を渡すと、入出国カードが渡される。入出国カードに記入している間に10分ほどでビザが発給される。最後に税関のところで人だかり。普通は入出国カードと税関申告書は機内で配布されるのだが、今回はどういうわけか配布されなかった。人だかりのところでエア・アジアの係官が税関申告書を配り、立ったまま記入して、税関を通過した。どうも段取りが妙だ。
空港の出口前に群れているドライバーたちの中に、私の名前を書いたカードを掲げたドライバーを発見。車で予約しておいたホテルに向かう。車中でドライバーに3日券でまわるつもりだと言ったところ、それならば今日の夕方3日券を買いに行き、その足で夕日の名所を見に行くといいと言われた。その場合、今日の分は一日とカウントされないので、明日からまるまる3日間チケットが使えるのだそうだ。自分の親戚のトゥクトゥクドライバーを4時半にまわす、料金は5ドルだという。来たばかりで相場が分からないが、いろいろ教えてもらったのでここは気持ちよくお願いすることにした。
ホテルスクールに泊まる
15分ほどで予約していたホテルに到着する。ここはフランス系のNGOが運営するホテル学校で、経済的に貧しい家の子たちがホテルで働くための技能を学んでいる。授業料は無料。その費用を賄うため、学校が4室だけのホテルとレストランを経営し、生徒たちが運営している。私が予約したスタンダードの部屋は一泊15ドル。これで一人の生徒の2日分の授業料が賄えるのだそうだ。
レセプション課の男の子
早朝到着で部屋に入れてもらえるか不安だったのだが、部屋が空いていたので気持ちよく入れてもらえたし、生徒たちがみなキラキラしてかわいくて、とても居心地のいい場所である。
ハウスキーピング課の女の子
シエムリアップ街歩き
ホテルの前の道
部屋で荷ほどきをして、少し休んでから、街を散策することにする。
シエムリアップはアンコールワット観光客向けに発達した街らしく、外国人向けの店が軒を連ね、通称パブストリートという飲み屋街まである。街自体に見所はあまりないが、オールドマーケット、セントラルマーケット、ナイトマーケットというのがお土産物を物色するところとしてはある。規模は小さく、中心部は歩いて十分回れる。
まずは現金を入手するため、国際キャッシュカードの使える銀行のATMを探す。心配とは裏腹にあちこちにある。ただ手数料が銀行によって違うらしい。1回の引き出しに4ドル取るというところもあってびっくりした。カンボジアの通貨はリエルなのだが、米ドル紙幣(コインは不可)が普通に流通しており、ATMで現金を引き出すときも米ドルになる。米ドルとリエルは1ドル=4000リエル換算で混在して使われている。例えば2ドル50セントのものを買ったとすると、3ドル出して、2000リエルお釣りが来る。リエルは少し持っておくと、少額の買い物や端数の支払いに便利なのだが、カンボジア以外ではまったく両替できないそうなので、あまり溜め込まないよう注意が必要だ。
路地裏の写真展
現金を入手したところで、まずはコーヒーでも飲もうとカフェに入る。シエムリアップのカフェ事情は、WiFiが使えるところも多いし、NGOが経営するところなどもあっておもしろいのだが、値段はウブドより高目だ。
ぶらぶらした後、お昼は楽しみにしていたクメール料理を食べることにして、オールドマーケット近くの安めの食堂を見つけて入る。本当にローカルの食堂というわけではないので(クメール語のメニューは読めないので)、ローカル値段とはいかないけれど、飲み物を含めて2ドル前後で収まるので、ウブドの同程度の店と同じくらいだ。クメール料理はすごくおいしい。タイ料理のように辛くなく、ベトナム料理のような繊細さはないけれど、甘口で素朴でやさしい味がする。
インターネット屋は大通り沿いにたくさんあって、1時間50セントとウブドより若干安い。ただスピードは遅い。
最後に、現地での連絡用に携帯電話の旅行者用SIMカードを3ドルで入手した。すでに3ドル分の通話料が含まれている。トップアップも1ドル単位でできる。カンボジアの携帯電話会社事情は結構充実しているような印象を受けた。
① プノン・バケンの夕日
町歩きからいったんホテルに戻り、シャワーを浴びて夕日ツアーに備える。
約束の4時半に下に降りていくと、今朝のドライバーの親戚筋のトゥクトゥクドライバーが来ている。トゥクトゥクというのはモーターバイクに座席を取り付けたようなものだ。
まずはアンコール遺跡群のチケット販売所へ。チケットの種類別に列に並び、一人一人顔を撮影して、写真入りのパスを作ってもらう。私は1週間有効の3日券40ドルを購入した。
それから夕日の名所プノン・バケンへ。トップシーズンとあって、すごい人である。山道を15分ほど上ったところにある遺跡から、地平線に落ちてゆく夕日を眺めた。遺跡巡り第一号!
自転車で回る!
夕日ツアー中に自転車でまわっている人たちを何人か見かけた。見る限り道は真っ平らだし、以前調べたガイドにも遺跡巡りの足としてはトゥクトゥクが一般的だが、自転車でも回れないことはないと書いてあった。トゥクトゥクの相場は1日10〜15ドルなので、折半する相手のいない私には痛い出費である。自転車で回ろうという気持ちが、トゥクトゥクに乗っている間にむくむくと芽生えてきた。
ホテルに着いたとき、食い下がるトゥクトゥクのドライバーを、必要になったときは電話するからと断り、早速近くの貸し自転車屋に行って聞いてみた。貸し自転車は一日1ドル。アンコール遺跡群は小回りコースと大回りコースがあって、小回りコースは大体16キロくらいだそうだ。それなら初日小回りコースをやってみて、よっぽど大変だったら2日目はトゥクトゥクを頼めばいい。それだけでも10ドルは浮かせるのだ。アンコールワットで朝日を見るなら、5時半には出発すべし、遺跡群のゲートは5時半に開くとのことである。よしやるぞと決めて、自転車を借りた。