ここのところウブドは土地バブルがすさまじく、私が住み始めてから3年ほどの間に、田んぼがどんどんつぶされて家が建っている。
私が住んでいる通りも、3年前に比べたら3倍くらい建物が増えている気がするなあと思っていたら、とうとう来た。お隣である。
お隣はコスといって、他の地方からウブドに働きに来ている人たち向けの貸家になっているのだが、7月の末、地主から突然8月いっぱいで明け渡すよう言われたという。
お隣には管理人さんの親戚一家や、私の大家さんの下で働いているお手伝いさんも住んでいて、広い庭では子どもたちが遊び回り、大家さんの坊やにとってもいい遊び場だった。
子どもたちのバンドがあって、夕方にはギターを持ち出し、インドネシアのポップスやらロックやらをよく練習していた。プロはだしのおじさんもいて、ジプシーキングスなんかをよく練習していた。
みんな顔見知りで、会えば気軽に声をかけてくれた。
みんな顔見知りで、会えば気軽に声をかけてくれた。
みんなめいめいに引っ越し先を見つけ、今日全員が出て行った。バリでは何をするにもそれをするのに適した日が暦で決まっている。今日は引っ越しに良い日だったのだ。
灯りが消え、子どもの声もギターの音もしない、静まりかえったお隣。
もうすぐ取り壊しや新しい建物の建設が始まり、日中はうるさくなるのだろう。
もうすぐ取り壊しや新しい建物の建設が始まり、日中はうるさくなるのだろう。
地元の人に貸しておくよりも、外人向けの物件を建て直せば10倍くらいの家賃で貸せるのだから、仕方ないのだろうが、どうにも残念でならない。
私だってそのうち家賃でも値上がりすれば、いったいいつまで住み続けられるか分からない。