2011年3月25日金曜日

あえて最悪のシナリオとその対処法を考える

広告に依存しないジャーナリズムを目指すインターネット放送局ビデオニュース・ドットコムの好企画。


「あえて最悪のシナリオとその対処法を考える」

http://www.videonews.com/on-demand/511520/001784.php

または

http://www.youtube.com/watch?v=7W3ZI6ENAl0

http://www.youtube.com/watch?v=lvrrSbbScMU


必見です。


「不必要な不安を掻き立てることは避けなければならない。しかし、人体や環境に長期にわたり不可逆的かつ深刻な被害をもたらす原発事故は、予防原則の立場に立ち、常に「最悪の事態」を想定して対応する必要がある」と番組趣旨にある。


同サイトから各専門家の見解を要約・抜粋します。理解や用語に誤りがあれば、私の責任です。


京都大学原子炉実験所助教の小出裕章氏が想定する「最悪シナリオ」とは:

燃料棒が溶け落ちて(メルトダウン)水蒸気爆発を起こし、原子炉内の燃料から放射性物質がすべて環境中に放出される。13号機のいずれかで爆発が起きれば、作業員は全員退避となり、冷却作業ができなくなるので、他の号機も連鎖的にメルトダウンする。


NPO環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也氏が想定する「一番現実的な最悪シナリオ」とは:

爆発が起こらずとも、冷却作業を続ける間に、大気中、水中、土壌に長く放射能が漏れ続ける。住民の避難や水道水、海産物の汚染が長期間続くことになる。


放射線が人体に与える影響を専門とする琉球大学名誉教授の矢ヶ崎克馬氏の弁:

体内に放射性物質が入ることで起きる「内部被曝」の危惧が高まった。今は怯えている段階ではなく、被曝は避けられないという意識を持ち、できる限りの手段で防御策をとることが必要。


放射線医学の専門家で元岐阜大学医学部助教授の松井英介氏の弁:

外部被曝では、外部からの放射線は体を透過する。内部被爆では、尿などにより体外に放出されず体内にとどまった放射性物質が、アルファ線・ベータ線を出し続け、繰り返し遺伝子を傷つける。「ただちに健康に影響はない」という説明は、皮膚がただれるなど急性症状にはならないと言っているのか、何を意味するのかの説明がない点が、われわれの不安の元になっている。内部被曝で重要なのは、急性の症状ではなく、遅れて発症する「晩発(ばんぱつ)障害」、もうひとつは「蓄積性」。水道水などから検出された放射性ヨウ素131は、体内では選択的に甲状腺に蓄積される。また、小さい子どもは特に影響を受けやすいため、成人男性とはまったく別の問題として考える必要がある。


是非じっくりご覧ください。