
地図を買った。2500円もするバリ島詳細道路地図。雪辱戦のためである。
私には遠出をすると、行きと同じ最短ルートで帰ってこられないという癖がある。帰りは必ずどこでどう間違えるのか、遠回りをしてしまうのだ。ずっと解明したいと思っていたのだが、先日南部スミニャックへ初挑戦の帰り道、迷いに迷ってデンパサール経由という大回りも大回りで帰ってくるという大失態を演じてしまったことで、雪辱心に火が付いた。いつも使っている500円の地図では細かいところが分からない。それでとうとう2500円を奮発することにしたのである。
この詳細道路地図、思いの外見ているだけでかなり楽しい。なるほど、この道はここにつながっているのか、とか、ああ、この道をまっすぐ行くとあそこに出るのか、とか、ここからここに抜ける最短ルートを探検してみたい、とか、気分はほとんど海図を前にした探検家である。
さて、その地図を片手に、早速雪辱戦を敢行した。
その1:ウブド-サヌール。
その2:ウブド-スミニャック。
そして、両ルートとも雪辱は果たされた!ようやく来た道から帰ってくることに成功したのである。ああこのうれしさよ!
自分の敗因を分析して分かったのだが、それは「同じ道を通っても行きと帰りに見える景色は違う」ということなのだった。逆を向いているのだから考えてみれば当たり前なのだが、目からウロコである。いつもそれで帰りに迷い、標識を見たり人に聞いたりすると、遠回りのルートに乗ってしまう、ということなのだった。
それを踏まえ、今回の雪辱戦では、行きで目印になるものを意識的に記憶するようにし、ポイントポイントを心に刻み、更に振り返って帰りに見えるはずの景色を確認するようにした。これが功を奏した。
それで思い出したのだが、昔友だちだったドライバーさんに、「方向音痴の人はね、ポイントを覚えないんだよね」と言われたことがあった。その言葉をようやく今実感している。