愛しのニューモデム
6月に日本から帰ってきてから念願のADSL導入に踏み切ったときの一騒動についてはすでに詳しく書いた。それから3ヶ月以上、接続が不安定ながらも何とか使い続けてきたのだが、ここに来てまた一騒動持ち上がった。約1週間でようやく解決を見たのだが、その経緯を詳しくご紹介したい。
9/23(木)
朝からインターネットがつながらなくなった。モデムの「リンク」と「データ」のランプが消えている。そもそも設置してから今までの間、接続はずっと不安定だった。数十分おきに「リンク」と「データ」のランプが消え、数分すると戻ってくる。さらに1日に1時間くらい消えたままのことがある。ひどいときだと半日くらい消えたままのこともあった。この日は仕事も入っていなかったので、しばらく様子を見ようと思って放っておいた。が、午後遅くなっても一向に復活の兆しが見えない。そこで管理人さんに相談し、カスタマーセンターに電話してもらった。調べてコールバックするというお決まりの返答である。待つしかない。
夜仕事の連絡が入り、大雨の中、街のインターネットカフェまでメールをチェックしに行く。
9/24(金)
朝管理人さんがテレコムに再度連絡を入れてくれたらしく「エンジニアがもうこちらに向かっている」と言うが、待てど暮らせど来ない。そば屋の出前のようである。仕事でインターネットを使わなければならないので、管理人さんにテレコムが来たら電話してくれるよう頼み、WiFiカフェに行く。
夕方、管理人さんとテレコムの技術者で電話線をチェックし、風でからまっていた電話線を直すが、インターネットの接続は回復しない。結局この日は仕事が立て込んでいて、大雨の中、4回街のネットカフェに行くはめになった。
9/25(土)
朝テレコムのカスタマーセンターに再度電話を入れてみる。自動応答メッセージで英語対応のオペレータを選択するが、出た男性はインドネシア語であった。私の乏しいインドネシア語で状況を説明すると、私の件は今処理中で、センターからネットワークの修理をするから、エンジニアは来ない、できるだけ早く処理するから、とにかく待つように、とのお決まりの返答である。
たまたまこの日、管理人さんの友だちでコンピュータやインターネットにすごく詳しいEさんが管理人さんのところに遊びに来たついでに、私の問題を調べてくれた。モデムをリセットして、設定をし直してみるのだが、設定の保存ができない。どうやらモデムに問題があるのではないかということになり、試しに管理人さんのモデムを借りてつないでみると、なんとつながったのである。Eさんは、週末の間はこのまま管理人さんのモデムを使い、月曜日に再度テレコムに連絡を入れて、モデムが本当に使えないのかどうか確認してもらったらどうか、と言う。それでは管理人さんがインターネットを使えないので、と遠慮したが、管理人さんもそんなにインターネットを使わないから大丈夫と快諾してくれたので、ご厚意に甘えることにした。
9/26(日)
一日管理人さんのモデムを借りたまま仕事をしてみて、接続が安定していることに驚いた。私はそれまで接続が不安定なのは電話線がパラレルなせいだとばかり思っていたが、こうなってみるとモデムに問題があったと思わざるを得ない。
そもそも私のモデムは最初からいわくつきであった。テレコムとADSLの契約をするときに、テレコムからモデムを買うか、自分で用意するか、どちらにするかと聞かれた。テレコムのモデムはベーシックなやつで12万ルピア(約1,200円)だが保証がつかないとのことである。保証がつかないというのが気になるが、ちゃんと使えるんですよね、と聞くと、使えるということだし、実際、私の周りでテレコムのADSLを使っている人はみなテレコム提供のモデムを使っていて問題がないようなので、それを買うことにしたのだった。
ところが設置早々接続ができなくなった。設置のときのエンジニアがつかまらず、別のエンジニアに来てもらうと、設定が消えてしまう、モデムに問題があるのではないかと言う。さんざん待たされた挙げ句だったのでつい感情的になり、「モデムはテレコムで買ったものだ。それじゃテレコムは不良品を売ったということか」と食ってかかり、「それは自分の担当ではない。文句があるならカスタマーセンターへ言え」と言うエンジニアと言い争いになって、話は物別れに終わった。その後、設置のときのエンジニアがようやくつかまり、再設定して言うには、モデムには問題がないとのことなのである。何を信じて良いのやら分からず、今までだましだまし使ってきたという事情があった。
ちなみに管理人さんのモデムはテレコムから無料で提供されたもので(私が契約したときはモデムの無料提供というのはなかった)、私のとはメーカーが違う。無料のモデムの方が性能が良くて、12万ルピア払った私のモデムがだめとはどういうことなのだろう。
いずれにしても元のモデムを使い続ける気にはならない。モデムを買い直すしかないと決心する。
9/27(月)
午後ようやくテレコムのエンジニアが二人来る(これが今思い返してみると、前回言い争ったエンジニアだった!)。モデムを友だちのと交換したらつながった、モデムに問題があると思うから、モデムを買い直すしかないと思うがどうか、と聞くと、そうせよと言う。それで二人はすることもなく帰って行った。
管理人さんが来て、Eさんが今デンパサールにいて、ついでに私のモデムを買いに行ってあげてもいいと言っているという。ありがたい申し出である。性能が十分でそれほど高くないやつをお願いした。
9/28(火)
Eさんが買ってきてくれたモデムは25万ルピア(約2,500円)だった。40万ルピア(約4,000円)くらいだろうと聞いていたので、思ったより安くて助かった!
夕方Eさんが設定に来てくれる。今後問題があったときのために、自分でも設定の仕方を覚えることにして、Eさんの隣でメモを取った。設定はスムーズに済み、ようやく管理人さんにモデムをお返しすることができた。Eさんにモデム代に足代を上乗せしたお金を渡し、管理人さんとEさんの両方にお礼のお菓子を渡し、大感謝して別れた。Eさんはレストランで働いているそうだが、テレコムよりずっと頼りになる。
以来、接続は以前よりずっと安定していて、快適である。ダウンロードに何時間もかかるソフトウェアのアップデートはやはり失敗したが、それ以外は今のところ問題ない。インターネットランプが赤になったことが2度ほどあったが、リセットしたら復活した。今までの3ヶ月はいったい何だったんだろうと思うくらいだ。そう思うと、接続できなくなったことでモデムを交換するに至って、かえって良かったのかもしれない。最初のモデム代12万ルピアは悔しいが、トラブルがあったことで設定の仕方も覚えたし、モデムを替えただけでこんなに接続が安定するなんて、本当に目から鱗であった。