2008年12月1日月曜日

火葬

昨日のお葬式に続いて、今日は火葬が行われた。お葬式の会場である王宮から、火葬が行われる神社までの1 kmほどの距離を、遺体を乗せた壮麗な櫓と、遺体を荼毘に付すのに使われる黒い牛の張り子とが、御神輿のように人々の手で担がれて運ばれて行く。相当な重さだろう。進んでは休み、休んでは進む。行進の列に参加してただ歩いているだけでも暑くて汗が噴き出すくらいだから、担いでいる人たちは相当暑いだろう。 消防車が出動し、担ぎ手の人々に放水車で水を浴びせる。楽隊が随行し、行進の様子に合わせて、賑やかな音楽を奏でる。

こんな大きな櫓を…

人が担ぐ。おじさんたち、ご苦労様です!

神社に到着すると、遺体が櫓から黒い牛の張り子に移され、神官によって儀式が行われた後、荼毘に付される。この後も様々な儀式が執り行われるのだが、火葬 が始まると大抵の人は帰ってしまい、後には遺族や観光客がひっそり残るのみとなる。私も一度くらいは最後まで見届けてみたいと思いながら、空腹と暑さに負けて、いつもこの辺で引き上げてしまう。

火葬祭礼のクライマックス。遺体を入れた黒牛の張り子が燃やされる

さて、火葬の様子については以前にも何度か書いているので、今日は楽隊に注目。私は葬送行進に随行する楽隊がとても好きで、今日は行進の最初から最後まで楽隊にくっついて歩いていた。打楽器から構成されるこの楽隊は、まるでサンバのように血湧き肉躍るリズムを奏でる。サンバと違うのは、リズムと旋律がバリ的にエキゾチックなところで、これがまたたまらない。葬送行進に随行する楽隊はどうやら若い衆の務めらしく、10代後半から20代前半くらいの男の子たちで構成されている。リーダーが行進の様子を見ながら指示を出すのだが、これがものすごくかっこいい。櫓と黒牛が休んでいるときはゆっくりしたリズム、前進するときには早いリズム、と絶妙なタイミングで盛り上げる。私の知る限りでは、サンバ、ニューオーリンズのセカンドライン、そして阿波踊りに並ぶかっこよさだ。

行進の始まり

中央の彼がリーダー

行進終了。お疲れ様!