2008年12月18日木曜日

導かれる


朝いつものように出し抜けにJがやって来た。Jは私のモーターバイクの貸し主なのだが、バイクの定期点検をしたいから代車をもって来たという。代車を試乗せよというJの命令で近所を走り回ったら、頬に当たる風が心地よい。それでちょっと遠出したくなった。

Jが帰った後、湖畔に温泉の湧く湖まで足を伸ばそうかと代車で走り始めたら、道を間違えて、以前探して見つけることのできなかった「聖なる泉」を偶然見つけた。

昨年の夏に訪れた青森、白神山地の青池を思い起こさせる静かな泉を見ていたら、なぜだか頭の中をElis Reginaの”Só Tinha De Ser Com Você”のメロディがーぐるぐる回る。たぶん「あなたは青でできている。その青の中に私を住まわせて」という歌詞のせいだと思う。しばらくこの歌を口ずさみながら、泉に佇んでいた。端から見たら相当変な人だったに違いない。

そうこうしているうちに雲行きが怪しくなってきたので、湖行きは諦め、街に戻ることにした。来た道を戻りはじめたら、街道沿いに何だか気になる木と神社がある。そちらに逸れてみると、道はまだまだ続いている。それがどこに続くのか確かめたくなって進んで行くと、小さな村に出た。道はそこで3つに分かれている。通りかかったおばあさんに現在地を確かめ、街に戻る方角へ進んでみた。

何度か分かれ道にぶつかりながらもしばらくカンで進んで行くと、今度は何と探していた神社に出たのである。

実はその神社にはちょっとご縁があって、以前知り合いの方にティレム(暗月)のお参りに連れて行っていただいたことがある。そのときは車で、しかも月のない夜だったので、もう一度行きたくても道が良く分からなかったのだった。