2008年12月12日金曜日

子守Kさんの村へ

子守のKさんの姿初披露 感心するほどしっかり者だけど
実はまだこんなにうら若い美人さん

子守のKさんの村で、プルナモ(満月)のこの日、建物を新築したときのウパチャラ(宗教祭礼)があるというので、同行させてもらった。Kさんは普段はウブドの私の下宿先に住込みで働いているが、実家でウパチャラがあるときには、休みが取れる限り帰省する。

Kさんの村

Kさんの村はウブドからバイクで1時間ほどの街から、勾配のきつい山道を入っていったところにある。観光客が溢れるウブドとは別世界の素朴な山村で、人々は今も川で水浴するし、台所にガスはなく薪釜を使い、冷蔵庫もない。敷地内に親戚3世帯が暮らす典型的なバリの家で、奥には豚小屋があり、素朴な機織機で娘さんたちは機を織る。Kさん一家はご両親と6人姉妹の8人家族で、二女のKさん含め三人は外へ出ている。台所の隣の6畳ほどの広さの寝室に寝台が2つ置いてあり、そこに家族全員(今は常時5人)で寝るという。

Kさんのお母さんと3人の妹さんと親戚の子

機織りを見せてくれた妹さん

豚ちゃん 優しい目をしている

儀式は親族の神社に親戚一同集まって、土砂降りの中行われた。赤い帽子を被った女性のブダンド(最高司祭)と男性のマンク(神社の司祭)が粛々とそれぞれの役目を執行する。親族の人たちは傘を差しびっしょり濡れながら、手順を進めていく。

プダンド(最高司祭) お経のようなものを唱えながら
手で印のようなものを結び 花と聖水を使って儀式を進めていた

マンク(神社の司祭)

土砂降りの中 傘を差しながら儀式を進める親族の皆さん

子どもたち

子どもたち

Kさんと親戚の子
額につけているのはお祈りの最後につける米粒

儀式が終わって家に帰る

儀式の様子も興味深かったが、何より心に残ったのは、Kさん一家の人間としての立派さだった。しっかり者のKさんにいつも感心していたが、ご家族にお会いして、それがとても納得できた。正直言って貧しいご家庭である。けれども凛としていて、人に対して優しい。お母さんはとてもほがらかで、可愛らしくて、一緒にいると温かい気持ちになる。妹さんたちもKさんのように、心配りが細やかでしっかりしている。家族のあり方というものについて、とても考えさせられた一日だった。

ほがらかでかわいらしいお母さん

彼氏のNくんとラブラブのKさん