2011年4月27日水曜日

情報源のご紹介 その2

先日、福島第一原発事故に関する真実を知るための情報源として、大阪毎日ラジオ放送「たね蒔きジャーナル」とそれを毎日YouTubeにアップしてくださっている方のサイトをご紹介しましたが、その後またいろいろな情報源を発見したのでご紹介します。


まずどなたかが福島第一原発事故以降の小出裕章・京大原子炉実験所助教の発言を集約してくださっている非公式サイト

http://hiroakikoide.wordpress.com/


反原発運動にずっと取り組んでこられた方に教えていただいたサイト

http://amanakuni.net/


カナダ・バンクーバーのピース・フイロソフィー・センター

http://peacephilosophy.blogspot.com/


私は毎日チェックしています。


それと私のように、インターネットの回線速度が非常に遅く、YouTubeなどの動画がサクサク見られない方のために、動画ダウンロードサイトのご紹介。

http://download.youtubelife.com/


私はちょっとあわてていたので有料のソフトウェアを買いましたが、無料でダウンロードしてくれるサイトがいろいろあります。別のことをしているときにどんどんダウンロードしておけば、あとでゆっくり見られますよ!

2011年4月26日火曜日

チェルノブイリ原発事故からちょうど25年目の日に

25年前の今日、チェルノブイリ原発で史上最悪と言われる事故が起きました。

この日に際して、私の思うことを書きとめておこうと思います。


3月11日にあの大地震と大津波が起き、それに続いて福島第一原発事故が起きるまで、私は原発について深い関心を持ってきませんでした。ないほうがいいけれど、必要悪のようなもので、反対してもどうせ作っちゃうんだろうなあくらいに思っていて、その危険性について本気で調べようともしなければ、積極的に反対運動に参加することもしませんでした。


そしてあの日が来ました。最初はとにかく地震と津波による被害の甚大さに衝撃を受けて、被災者の方たちのために何かできないかと考えた挙げ句、インターネット上でできるボランティアなどに参加したりしていました。原発については、電源が戻るまでは炉心溶融の危険性があるのではないかとはらはらしながらニュースを見守っていましたが、その後は「炉心溶融の危機は去った。今は安定していて、長期化はしそうだけれども、収束に向かっている」というマスメディアの報道を鵜呑みにしていました。


ところが途中で妙だと思い始めました。福島には親戚も友だちもいるので、本当のことを知りたいと思い、いろいろ調べていくうちに、事態はマスコミの楽観的な報道とはまったく異なる非常に深刻なものであることを知り、愕然としました。今福島第一原発で起きていることは、ちょうど25年前に起きたチェルノブイリ原発事故を超える可能性をはらんでいるのです。そして原発というものがいかに非人道的で罪深いものかを知りました。


私はこれまで無関心だった自分を深く反省し、恥じています。

原発は人間の傲慢で浅はかな心が生み出した怪物です。ひとたび世に生み出してしまったら、地球環境を、生態系を、めぐりめぐって人間自身をむしばんでいくのです。そしてそのしわ寄せがいくのは、いつでも弱者です。

そんな怪物を生み出すような愚かな社会に、無知と無関心によって私も協力していたのです。

私は心に決めました。これからは原発という怪物を世の中からなくすために、自分のできることをしようと。


日々いろいろなことを学んでいます。たくさんの気づきがあります。それをこの場でみなさんとシェアしようと試みています。

私とまったく同じように、今まで無関心だったことを恥じ、学び始めた人たちが大勢いることも知りました。


2004年の夏至の日に富士山の朝霧高原で行われた「世界平和と祈りの日」という集いにボランティア通訳として参加しました。そのとき集いの主催者であるネイティブアメリカン・ラコタ族のチーフ・アーボル・ルッキングホースさんがこんなことを言っていました。「いま人類は分岐点にいる。破壊と混沌の道を選ぶか、平和と調和の道を選ぶか」

今まさに私たちはその瀬戸際に立っていると思われてなりません。


ひとりひとりが選択を迫られています。


2011年4月26日 チェルノブイリ原発事故から4半世紀目の日に

チェルノブイリの100万人とも言われる犠牲者の方々と

断腸の思いで故郷を後にしなければならなかった福島の強制避難区域の方々と

置き去りにされなければならなかったたくさんの命と

原発で被曝しながら作業をしてくださっているたくさんの作業員の方々への祈りをこめて

2011年4月25日月曜日

グスコーブドリの伝記

「グスコーブドリの伝記」という宮沢賢治の童話を知っていますか?

イーハトーブの森に生まれたグスコーブドリは一家離散など艱難辛苦を乗り越えてイーハトーブ火山局の技師にまで成長する。ところがある年、冷害が起きる。それを解決するために火山を人工的に爆発させることを思いつくが、そのためには誰か一人が最後まで火山に残らなくてはならない。グスコーブドリは自らその役目を志願し、火山を爆発させて、自らの命と引き替えにイーハトーブを冷害から救う、というお話。


福島第一原発事故の経過を見ていて、いつかそんなことにならなければいいがと危惧していた。


そして今日こんな記事を見つけてしまった。


「福島原発暴発阻止行動プロジェクト」

http://park10.wakwak.com/~bouhatsusoshi/


元住友金属の技術者、山田恭暉さん(72歳)が呼びかけているプロジェクトで、

(1) 原発の暴発を防ぐには、10年単位で安定作動する冷却設備を設置・保守・運転しなければならない

(2) 高度に放射能汚染された環境下での作業となる

(3) それができなければ広範な汚染が発生する可能性がある

(4) そのためには数千人の訓練された有能な作業者を用意することが必要。現在のような下請け・孫請けによる場当たり的な作業員集めで、数分間の仕事をして戻ってくるというようなことでできる仕事ではない。

(5) 放射能被曝の害が少なくて済み、現場作業や技術を蓄積した退役者たちが次世代のために働くしかない。

ということで、60歳以上の元技能者・技術者を募集しているというのだ。


ことばがない。


(情報源:http://amanakuni.net/)

チェルノブイリより深刻

福島第一原発事故の国際事象評価尺度を事故当初の4から5へ、そしてようやく7に引き上げてからも、往生際悪く「チェルノブイリと同じ7とは言っても、チェルノブイリよりはずっと軽い」という印象を与えようと躍起になってきた政府・東電も、さすがにもう言い逃れができなくなってきたらしい。マスメディアでも福島第一原発事故がチェルノブイリ並どころかそれ以上になりかねない深刻な状態にあることがようやく報道されている。


福島第1原発:放射性物質放出 毎日154テラベクレル(毎日新聞2011/4/25/01:02最終更新4/ 25/01:09)

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110425k0000m040104000c.html


原子力安全委員会の小原規制課長が、何と日々154兆の放射性物質が放出されていると報告したという。その内訳は、ヨウ素131が1時間あたり990億べクレル。1日あたり16兆7760億べクレル。セシウム137は、1時間あたり1430億べクレル。1日あたり3兆4320億べクレル。セシウムはヨウ素に換算すると40倍なので、1日あたり137兆2700億べクレル。合計153兆7120億べクレル。これは4月5日時点での大気中への推定放出率。個人の方が試算したところ、毎日広島型原爆1個分に相当するそうだ。

(http://amanakuni.net/ 11.04.25より抜粋・引用)

原発推進学者が次々懺悔

少し前の話になりますが、福島第一原発事故の深刻な状況を受けて、原子力安全委員会歴代委員長を含む原発推進派学者の重鎮たち16名が異例の懺悔と緊急提言を行ったという話、皆さんはご存じでしたか?3月30日付けで政府に提出、4月1日に会見を行ったそうです。非常に重要なことだと思うのですが、不思議とニュースでは取り上げられていなかったように思います。

緊急提言の全文をこちらで読むことができます。

http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/04/blog-post_12.html


私はある方のツイッターで4/16になってから以下の記事を知ったのですが、そう言えばなぜ2週間以上も立ってから?

原発推進学者が次々懺悔 「国民に深く陳謝する」(J-CASTニュース2011/4/16/13:17)

http://www.j-cast.com/2011/04/16093099.html?p=all


どうやら会見翌日に読売新聞に掲載されたようなのですが、読んでみると随分さらりと軽い扱い。

原発事故、国内の経験総動員を…専門家らが提言(読売新聞2011/4/2/01:42)

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110401-OYT1T00801.htm?from=tw


朝日新聞にも紙面に小さく掲載されただけだったそうです。


原発推進派の蒼々たるメンバーからの陳謝・提言となれば、事態の深刻さがばれてしまうため、圧力がかかったのでしょうね。


ご参考までに、電力会社の広告費がいかに膨大かという話

NewsSpiral 4.21「マスコミが原発事故報道で腑抜けになるワケ(2)」 別冊宝島の最近刊『誰も書けなかった日本のタブー』の巻頭、川端幹人「金と権力で隠される東電の闇 /マスコミ支配の実態と御用メディア&文化人の大罪」がまとめているところでは、東京電力の年間の広告費は約244億円、販売促進費は約239億円、その他に普及啓発費200億円弱で、計約680億円の多くがメディアに流れている。*電力業界全部では年間 2000億円になり、パナソニック771億円、トヨタ507億円と比べても桁違いの広告を出している。

(http://amanakuni.net/ 11.04.25より引用・抜粋)


さもありなん。

2011年4月24日日曜日

福島のこどもたちを守るためにできること

被曝量上限を法定基準の20倍に引き上げ、普通なら一般人の立ち入りが禁止される「放射線管理区域」、それよりさらに放射線量の高い「個別被曝管理区域」で子どもたちが勉強したり遊んだりすることを良しとする。これが日本政府の決定です。5年後、10年後に何が起きるでしょうか。チェルノブイリではIAEAの「安全宣言」にも関わらず、5〜8年後、子どもたちの甲状腺ガンが爆発的に増えました。その発病率は平均発病率の実に7800倍。同じ悲劇が福島で繰り返されようとしています。それに反対しようという署名のご案内です。ご賛同いただける方は、下記URLよりネット署名ができます。以下、ご案内を転載します。

美浜の会、フクロウの会、グリーン・アクション、FoE Japan、グリーンピース・ジャパン、原子力資料情報室の6団体は、下記のような緊急声明および要請を政府に対して提出します。連名可能な団体・個人は、4月25日(月)23時(一次締め切り)までに、下記のフォームよりご連絡ください。


賛同受付フォーム【緊急声明と要請】子どもに「年20ミリシーベルト」を強要する日本政府の非人道的な決定に抗議し、撤回を要求する

https://spreadsheets.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dGFmYldDV3RzVXFiV2Z5NDhuQXp4OXc6MA

=======以下声明&要請文


呼びかけ団体:グリーン・アクション、グリーンピース・ジャパン、原‍子力資料情報室、福島老朽原発を考える会、美浜・大飯・高浜原発に反‍対する大阪の会、国際環境NGO FoE Japan


【緊急声明と要請】  子どもに「年20ミリシーベルト」を強要する日本政府の非人道的‍な決定に抗議し、撤回を要求する


4月19日、文部科学省は、学校等の校舎・校庭等の利用判断にお‍ける放射線量の目安として、年20ミリシーベルトという基準を、‍福島県教育委員会や関係機関に‍通知した。この年20ミリシーベルトは、屋外で3.8マイク‍ロシーベルト/時に相当すると政府は示している。


3.8マイクロシーベルト/時は、労働基準法で18歳未満の作業を‍禁止している「放射線管理区域」(0.6マイクロシーベルト/時‍以上)の約6倍に相当する線量を子どもに強要する、きわめて非人道的‍な決定であり、私たちは強くこれに抗議する。


年20ミリシーベルトは、原発労働者が白血病を発症し労働認定を‍受けている線量に匹敵する。また、ドイツの原発労働者に適用される最‍大線量に相当する。


さらにこの基準は、大人よりはるかに高い子どもの感受性を考慮にいれ‍ておらず、また、内部被曝を考慮していない。


現在、福島県によって県内の小・中学校等において実施された放射線モ‍ニタリングによれば、「放射線管理区域」(0.6マイクロシーベ‍ルト/時以上)に相当す‍る学校が75%以上存在する。さらに「個別被ばく管理区域」‍(2.3マイクロシーベルト/時以上)に相当する学校が約‍20%も存在し、きわめて危険な状況にある。


今回、日本政府が示した数値は、この危険な状況を子どもに強要すると‍ともに、子どもの被曝量をおさえようという学校側の自主的な防護措置‍を妨げることにもなる。


文科省は、20ミリシーベルトは、国際放射線防護委員会‍(ICRP)勧告Pub.109およびICRP3月21日付声明‍の「非常事態収束後」の基準、参考レベルの1-20ミリシーベルト‍に基づくとしているが、その上限を採用することとなる。


21日現在、日本政府からは、本基準の決定プロセスに関しては、何一つ‍具体的な情報が開示されていない。また、子どもの感受性や内部被曝が‍考慮されなかった理由も説明されていない。文科省、原子力安全委員会‍において、どのような協議が行われたのかは不明であり、極めてあいま‍いな状況にある(注)。


私たちは、日本政府に対して、下記を要求する。

・子どもに対する「年20ミリシーベルト」という基準を撤回する‍こと

・子どもに対する「20ミリシーベルト」という基準で安全とした‍専門家の氏名を公表すること


(注)4月21日の政府交渉で、原子力安全委員会は正式な会議を‍開かずに、子どもに年20ミリシーベルトを適用することを「差支‍えなし」としたことが明らかになった。また、4月22日、‍5人の原子力安全委員の意見とりまとめについて議事録は無かったと、‍福島瑞穂議員事務所に回答している。


(参考)

4月21日付ドイツシュピーゲル誌の20ミリシーベルト設定‍に関する記事(「文部科学省、子どもたちに対してドイツの原発労働者‍と同様の被爆限度基準を設定」)より、専門家のコメント: エドムント・レンクフェルダー(オットーハーグ放射線研究所)‍「明らかにがん発症の確率が高まる。基準設定により政府は法的には責‍任を逃れるが、道徳的には全くそうではない。」

チェルノブイリの7年後 子どもたちに何が起きたか

史上最悪の原発事故と言われるチェルノブイリ。放射線の影響は何年も経ってから表れます。特に放射線の影響を受けやすい子どもたちの身に何が起きたのか。IAEAによる安全宣言は何だったのか。チェルノブイリ事故の7年後に放映された、フォトジャーナリスト広河隆一氏の取材によるテレビ番組の特集。是非ご覧ください。福島で同じ悲劇を繰り返さないために、私たちはここから学ばなければいけないはずです。



* 私もそうなのですが、インターネットの回線速度が遅く、YouTubeの画像がサクサク見られない方たちのために、以下に内容を要約します。


【内容】


1986年4月26日、チェルノブイリ原子力発電所4号炉で事故が起きた。


事故から1週間の間に13万5千人の住民が避難。被災者の数の推計—原発関係者と消防士1千人。事故処理の作業員60万人。汚染地の住民550万人。当局の発表—死者30人。


放射能障害の潜伏期間はそろそろ終わり、白血病と甲状腺ガンの形で牙をむき始めた。


放射能は現在表土から20cmのところに溜まり、ゆっくりと地中に下りている。地中20cmに溜まった放射能は植物の根から吸い上げられ、人間や動物の体に蓄積されていく。


[広河氏] 「昨年同じ病院を取材し、入院している子どもたちを撮影した。しかしその子たちに一人も会うことはできなかった。大半は亡くなっていた」


[広河氏] 「白血病の治療には何段階もある。その段階に応じて必要な薬がある。患者が突然増えたので薬の量が追いつかない。薬が切れると子どもの容態は急激に悪化する」


[現地の医師の話] 「事故後5〜8年で甲状腺ガンの発病が増え、次に乳がんの発病が、その次に骨のがんの発病が、といった具合にがんは増えていくだろう。甲状腺ガンが増えている段階が、現在」


3年前(1991年6月)、国際原子力機関IAEAの調査団が汚染地を訪れた。重松団長は住民の健康被害はまったくないと発表した。


原発北のホイニキ地区では352人中27人の子どもが要注意と診断された。このうち甲状腺ガンは2割にのぼると見られ、平均発病率の7800倍。


[現地の医師の話] 「子どもの健康状態は放射線に影響されている。放射性ヨウ素の分布図を見れば一目瞭然だ。IAEA調査責任者・重松委員長は、私たちの調査のすべてを知っているわけではない」


甲状腺に続いて、乳がん、骨のガン、そして白血病の爆発的増加の時期が来るという医師の予言は現実のものとなり始めている。


[櫻井よしこ] 国際原子力機関が住民の健康に問題はないと発表したのは一体何だったのか?


[広河氏] 重松・調査団長は広島の学者。国連機関、しかも広島の医学者がリーダーになったため、公正な調査が行われると信じていたが、安全だと発表したので、現地の人々は唖然としていた。


[櫻井氏] 調査団は現地の状況を見たのか?


[広河氏] 現地の医者たちの話では、汚染のひどいところには入っていないそうだ。しかも遠くから食料を持参し、現地のものを口にしないで、それでいて安全宣言をしたことで、非常に怒っていた。怖くて食べられないなら、危険だと言うべきだ。


[櫻井氏] 国際原子力機関そのものの信用性が深刻に問われている。


[広河氏] ちょうど旧ソ連の原子力産業とアメリカを初めとする原子力産業がビジネスの取引を始めた頃から、チェルノブイリの被害を小さく見せることで利害が一致したのではないかという声がある。