「グスコーブドリの伝記」という宮沢賢治の童話を知っていますか?
イーハトーブの森に生まれたグスコーブドリは一家離散など艱難辛苦を乗り越えてイーハトーブ火山局の技師にまで成長する。ところがある年、冷害が起きる。それを解決するために火山を人工的に爆発させることを思いつくが、そのためには誰か一人が最後まで火山に残らなくてはならない。グスコーブドリは自らその役目を志願し、火山を爆発させて、自らの命と引き替えにイーハトーブを冷害から救う、というお話。
福島第一原発事故の経過を見ていて、いつかそんなことにならなければいいがと危惧していた。
そして今日こんな記事を見つけてしまった。
「福島原発暴発阻止行動プロジェクト」
http://park10.wakwak.com/~bouhatsusoshi/
元住友金属の技術者、山田恭暉さん(72歳)が呼びかけているプロジェクトで、
(1) 原発の暴発を防ぐには、10年単位で安定作動する冷却設備を設置・保守・運転しなければならない
(2) 高度に放射能汚染された環境下での作業となる
(3) それができなければ広範な汚染が発生する可能性がある
(4) そのためには数千人の訓練された有能な作業者を用意することが必要。現在のような下請け・孫請けによる場当たり的な作業員集めで、数分間の仕事をして戻ってくるというようなことでできる仕事ではない。
(5) 放射能被曝の害が少なくて済み、現場作業や技術を蓄積した退役者たちが次世代のために働くしかない。
ということで、60歳以上の元技能者・技術者を募集しているというのだ。
ことばがない。
(情報源:http://amanakuni.net/)