文部科学省が福島県内の学校の放射線被曝安全基準について、あくまで「基準は20ミリシーベルト」とし、子どもの年間被曝限度も一般人と同等に扱う、としているそうだ。明日21日(木)にも基準を発表する可能性が高いらしい。
「高木文部科学大臣会見(平成23年4月15日):文部科学省」
http://www.youtube.com/watch?v=aGREFhInQkM
この年間20ミリシーベルトという数字は何を意味するのか?
京大原子炉実験所助教の小出裕章先生によると、
放射線を浴びるということには必ずリスクがある。それを認めた上で、日本の法律は普通の日本人の被曝限度を1年間で1ミリシーベルトと決めた。この基準はそれを1年間浴び続けると1万人に1人がガンで死ぬ程度のリスクを表す。これは毎年蓄積されていくので、仮に人間が100歳まで生きるとすると、100人に1人がガンで死ぬことになる。20ミリシーベルトというのはその20倍なので、リスクは20倍になり、仮に人間が100歳まで生きるとするなら、5人に1人がガンで死ぬというリスクを表す。
大阪毎日ラジオ放送(MBS 1179)たね蒔きジャーナル 2011/04/11/月
http://www.youtube.com/watch?v=4CR6KSzVqwI
さらに子どもは大人よりも放射線の影響を受けやすいというのに、信じられないことだ。
福島県が4月5〜7日にかけて、全県の小中学校などを対象に放射線モニタリングを実施したところ、調査対象の小中学校などの75.9%が、法令で定めるところの「放射線管理区域」基準を超えていることが観測され、全体の20.4%が、管理区域よりもさらに厳しい管理が求められる「個別被曝管理」が必要となりうる放射線が観測されたそうである。
「確実に広がる放射能、福島県内学校の75%が放射能『管理区域』レベルの汚染」(東洋経済オンライン11/04/14/10:28)
http://www.toyokeizai.net/business/society/detail/AC/77b1f6c632e436b9bd3d14d5796877ee/page/1/
要は、放射線量が高くて一般人が立ち入ってはいけないような場所で、子どもたちが勉強したり遊んだりしているということだ。「校庭などに放射能がある場合、風によって舞い上がるのはもちろん、背が低い子どもたちが大人よりも放射能の影響を地面から受けやすい」とも同記事は指摘している。
地震と津波という天災でつらい思いをしている被災地の方々に、さらに避けうる人災で追い打ちをかける日本の政府って一体なんなんだろう。自分の子どもだったら同じ学校に通わせますか?と聞きたい。