2011年4月22日金曜日

最悪のシナリオ

福島第一原発事故について、昨日(4/21)発売の週刊新潮(4/28号)に4人の専門家の「最悪のシナリオ」に対する見解が掲載されているそうです。


ネット上に情報をアップしてくださっている方がいましたので、情報を転載・抜粋させていただきます。

http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/04/21/shincho-apr28/


鎮まらぬ「福島第一原発」専門学者4人に訊く
――このまま「冷温停止」か「再臨界」で「爆発危機」か
暴走「1号機」から「4号機」まで再点検する
▼「再臨界」の1号機で「水蒸気爆発」から地球被曝が起きる
 /小出裕章・京都大学原子炉実験所助教(原子核工学)
▼最速なら1カ月で「冷温停止」に至る道筋がつく
 /奈良林 直・北海道大学大学院教授(原子炉工学)
▼圧力容器内の「水素爆発」の危機は今も去っていない
 /野口邦和・日本大学歯学部専任講師(放射線防護学)
▼「再臨界」なく「爆発」を防ぎながら収束へ
 /宮崎慶次・大阪大学名誉教授(原子力工学)


日本にいれば本屋に走りたいところですが、残念ながらそれができません。

小出裕章・京都大学原子炉実験所助教部分のみ要点が紹介されていましたので、詳しくは週刊新潮を買いに走るか、小出氏部分のみで良ければ上記引用元サイトをご覧いただくことにして、こちらには要点の要点を記載します。専門外の私による要約ですので、用語や理解が間違っていたらその責任は私にあります。


小出裕章・京都大学原子炉実験所助教による最悪のシナリオ:

燃料棒が溶け落ちて(メルトダウン)、水蒸気爆発を起こし、大量の放射性物質が放出される。これが1〜3号機のいずれかで起これば、作業員全員退避となり、他の号機の冷却が不可能となり、連鎖的なメルトダウンにつながる恐れがある。その場合は超多量(チェルノブイリの3倍以上)の放射性物質が放出されることになり、地球規模の被曝となる。


非常に恐ろしいシナリオが描かれていますが、脅しや不安を煽りたくてこんな最悪シナリオをご紹介するのではありません。他の3人の専門家の見解も是非読みたいところですし、どの専門家の推測にも根拠と説得力があると思います。ただ「予防」という見地から言えば、想定できる中でも最悪の事態を念頭に置いて、行動計画を立てておくべきではないかと思うのです。


例えばビデオニュース・ドットコムの小出氏インタビューでは、「今後われわれはどういう点に注目して報道を見ていけばいいのか」という質問に対して、小出氏がこう答えています。

「最悪のシナリオは水蒸気爆発が起きて、原子炉圧力容器、格納容器が壊れ、今とは桁違いの放射能が出てくること。そういう破局的な事故(つまり水蒸気爆発)は1号機、3号機の水素爆発のように映像で明確に見える。そうなったら、覚悟を決めて避難してほしい。チェルノブイリの教訓から言えば、風下300kmまでの人は避難が必要。もし東京が風下に入っていれば、東京を放棄して逃げなければいけない。放射能が東京に到達するまでには半日近くはあると思われる。映像を見て爆発を確認したなら、逃げるつもりでいてほしい」

ビデオニュース・ドットコム ニュース・コメンタリー 20110409日)

「小出裕章氏:福島原発で再臨界の疑いが濃厚に」(上記の話は3340秒あたりから)

http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/001814.php

または

http://www.youtube.com/watch?v=L2fzJHtGLwo

一番恐ろしいのは無関心による無防備です。どうか成り行きを注視してください。

もちろんそれが杞憂に終わることを願っています。