2011年4月21日木曜日

放射能汚染自衛策

日本から知人がやってきた。

今の日本の様子を聞いていて、関東に住む人々の危機意識があまりに低いらしいことに愕然とした。千葉にお住まいの彼女は、インターネットで情報を収集し、一時西日本に避難したり、外出時の服装や、衣類や家の除染、水や食べ物など、大変気をつかっているそうだが、そんなことをやっている人は周りには誰もいないし、むしろ「大げさ」だと笑われる風潮があるという。政府・東電・マスコミこぞっての安全宣言を頭から信じているわけではないが、かと言ってどこかに逃げられるわけでもないし、仕事や日々の生活もあるし、じたばたしてもしょうがないという諦観なのだろう、と彼女は言う。

確かに目に見えない、匂いもない、自分で測ることもできない放射性物質を意識するのは難しいし、気にしていたら、神経がすり減ってしまうというのもよく分かる。


だからこそ政府は、こうして不幸にして原発事故が起き、大量の放射性物質が放出され続けている以上、無味乾燥な数字のデータで国民を煙に巻き、「直ちに健康に影響がないレベル」などと馬鹿の一つ覚えを繰り返していないで、国民を守るためにきちんと正確な情報を伝えるべきだ。セシウムの半減期は30年。原発事故が終息しても、日本の人々がこれから長い間、放射性物質と共に生活をしていかなければならないのは事実なのだから。


天気予報や花粉予報のように、風向きなどの気象条件による放射性物質の拡散予報を出して、この地域の方はできるだけ外出を控えるようにとか、外出するときは完全防備するようにとか、雨に濡れないようにとか、現実的な対策を取ってほしいものだ。


こういうときに備えて多額の税金を投じて開発されたというSPEEDIというシステムは一体どうなってしまったのだろう?

【参考】

ドイツ気象庁(DWD)による粒子分布シミュレーションの日本語訳を出してくださっている方がいます。

http://www.witheyesclosed.net/post/4169481471/dwd0329

台湾環境変化研究センターによる放射線濃度予報

http://www.rcec.sinica.edu.tw/~cylin/lab/WRF-radiation-forecase.htm


しかし残念ながら日本の政府が国民を守ってくれない以上、自分の身は自分で守るしかない。子どものいる人はなおさらだ。


自衛策の情報源として、私が今までに入手した情報源をご紹介します。


まず、その知人が教えてくれた武田邦彦・中部大学教授のサイト。

http://takedanet.com/

自分でできる対策がかなり具体的に書かれているので、役に立つと思います。


例えば、「生活と原発 09 『自宅クリーン』作業」というページには

http://takedanet.com/2011/04/post_96d9.html

今、家庭ですることは、

1. 家の中の徹底的な拭き掃除。家具や道具も水で拭き取る。

2. ベランダ、玄関、家の前などをモップやデッキブラシでこする(水を使って流す。黄砂を流す感じでゴシゴシこする)

3. ご近所と親しければ、みんなで道路に水を流してこする。

が良いと思います。

ビニールの手袋をして、やや水を多めに拭き取ります。放射性物質が「拭くことでとれる」のは専門家はよく知っていることです。作業中は、ぞうきんなどは良く洗い、終わったら手袋と一緒に捨ててください。

放射性物質は家の中や近所からなくなりますが、それは下水などに行きます.でも、人間から遠くなるので、その方が良いと思います.

このように放射性物質は、拭けば身の回りの「見えないチリ」が10分の1ぐらいになりますから、連休明けまでにするのをお勧めします.


またスウェーデン国立スペース物理研究所(IRF)の山内正敏さんという方が作成した

放射能漏れに対する個人対策(第3版)

http://www.irf.se/~yamau/jpn/1103-radiation.html

「どこまで放射線レベルが上がったら行動を起こすべきか(赤信号と黄信号)」が書かれています。


同ページで紹介されていたdonuziumさんという方の

一般人に分かりやすい日本全国の空間放射線積算量

http://r.diim.jp/


また役に立ちそうな情報を発見したら、ご紹介します。

どうかみなさん諦めずに情報収集して、自分自身、そして家族や子どもを守ってください!