
バリ島と東隣のロンボク島はたった35 kmしか離れていないのに、そこを境界にアジア系とオーストラリア系の動植物の生態系がはっきり分かれているそうで、この境界線を発見者の名にちなんでウォーレス線という。
なぜこんな話を引き合いに出すかと言えば、私は今日、雨の境界線を発見したのである。ウブド中心部にあるヨガスタジオで夕方のクラスを受け、終わる頃には雷がゴロゴロ鳴り出した。これは降り出すなと急いで家に戻る途中、ある線を境に、手前は道が乾いているのに、向こう側は濡れている。家に戻って子守のKさんに、雨降った?と聞くと、たくさん降ったよ、と言う。え?街の中心部は全然降ってなかったよ、と言って二人で驚いた。
そう言えば以前も、私の家は土砂降りで、外にある私のバスルームがプールのようになったことがあったのだが、その日実家からウブドの中心部を通って戻ってきたKさんは、ウブドの中心部は道が乾いていたのに、家のすぐ近くから濡れていてびっくりした、と言ったことがあった。
私の住むT地区は街の中心部より山側にあって、中心部から来ると上り坂になるのだが、そうは言っても、モーターバイクで5分ほどの距離なのである。どうも坂を上りきった辺りに、その境界線はあるらしい。