2008年11月1日土曜日

雨のドライブ


先日見たガムランと踊りの練習風景をもう一度見たくて、同じ曜日の同じ時間帯に同じ場所に行ってみることにした。玄関先で会った子守のKさんやお隣のイブには、照れくさいので、ちょっと散歩してきます、と言って出たのだが、残念ながら練習はやっていなかった。今にも雨の降り出しそうな空模様だったので、そのまま帰ればいいようなものだが、「散歩してきます」と言って出てきた手前、すぐ戻ったのでは恰好がつかない。それで、本でも読むつもりで、美しい睡蓮の池が眺められるカフェに入った。が、近くに団体の観光客がいてうるさくて長居する気になれない。あまりおいしくないカプチーノをさっさと飲んで、出てきてしまった。仕方なく以前から一度探検してみようと思っていた小道に入り、散歩していたら、ぽつぽつ雨が降り出した。いよいよ帰ろうとバイクで走り始めたのだが、よせばいいのに遠回りの道に入ってしまう。

私にはどうもこういうところがある。雨は間違いなく本降りになる、さっさと近道で家に帰るべきだ、と理性では分かっているのに、わざわざ遠回りの道を選んでしまう。果たして途中から雨は本降りになり、私はバックパックにレインカバーをかけ、雨合羽を着て、濡れながら走ることになった。

ところがこれが楽しいドライブだったのである。いつも美しい田園風景だが、雨に濡れそぼってまた違った表情を見せている。雨でなければ見られない情景だ。

ぐっしょり濡れて帰り着き、少ししたら雨は土砂降りになった。