2010年8月16日月曜日

Pくんのこと


今週木曜からフローレス島へ行くので、フローレス出身の友だちPくんに話を聞きにサヌールまで行ってきた。

Pくんのことはいつか書きたいと思っていた。
サヌールの海辺に小屋を構え、ウィンドサーフィン機材のレンタル業やツアーガイドなどを営んでいる。サヌールにふらりと散歩に行ったときに、浜辺で知り合った。オープンマインドで、人生をエンジョイすることがモットーで、実は努力家で、誠実で、すごくいいやつである。以来、海が見たくなってふらりとサヌールへ行くと、たまにPくんの店に寄って茶飲み話をする。英語が上手で、片言の日本語も話し、ドイツ語も少しできるらしい。

Pくんについて、私の大好きなエピソードがある。
Pくんはフローレス島からやってきて、バリ島の観光専門学校で勉強していた。あるとき両親からの仕送りが遅れ、家賃を滞納したため、下宿から追い出されてしまった。仕方なくビーチで寝起きし、3日くらい水しか飲んでいなかったそうだ。
そんなとき、通りを歩いていると、日本人の初老のご夫婦が向こうから歩いてくる。そのご夫婦の持っていたバッグを後ろから来た男がひったくって逃げてきた。Pくんは無我夢中で男に必殺キックを食らわせ、バッグを取り戻した。バッグの中にはご夫婦が銀行で下ろしたばかりの多額の現金が入っていたそうだ。ご夫婦は大変感謝して、その夜食事に招待してくれた。家はどこかと聞かれたPくん、まさかビーチですとは言えず、デンパサールに住んでいると答えたそうだ。
その夜、レストランで(実は3日ぶりの)食事をごちそうになり、別れ際にご夫婦に封筒を渡された。中には相当な額の現金が入っていたそうだ。Pくんは遠慮したが、ご夫婦はがんとして譲らなかった。それでPくんはありがたくそのお金を頂戴した。
そのお金でPくんはアパートを借り、バイクを買い、ガイド業を始めることができたそうなのである。
その後Pくんはご夫婦の招待で日本にも遊びに行っている。そのせいかPくんは大の日本食ファンだ。

さて、そんなPくん、日本人のお嫁さんを募集しています。
年齢30前後で、頭が良くて、和食が上手で、家族を大切にする人。
生涯で一度しか結婚したくないので、ベストな人を選びたいとか。
我こそはと思う方、私までご一報ください。
売り切れの際はご容赦ください。