2008年10月15日水曜日

オダラン




どこかの神社*でupacara(儀式)があると聞く度に、興味津々にしていた私を気の毒がってか、下宿先の賄いのDさんが、彼女の家の屋敷神社(という言葉があるかは知らないが)のオダランに私を誘ってくれた。

オダランというのは神社の創立日に6ヶ月毎に行われる儀式で、バリは各村に3つの神社があるし、各家にも必ず屋敷神社(神棚のような小さなものも含めて)があるから、年中どこかでオダランが行われていることになる。

Dさんのお家には家の敷地の一角にかなり立派な屋敷神社があって、儀式は司祭を呼んで粛々と行われた。白い服を着た司祭が鈴を鳴らしながら、何事かを唱え、その誘導に従って、家の人たちは祈りを捧げたり、何か儀式的な所作をしたりする。私も見よう見まねで、手を合わせて頭の上に掲げたり、聖水に浸した花びらを指の間にはさんで、また頭の上に掲げたりする。儀式の最後には聖水を振りかけてもらい、米粒を額と喉の下と頭頂部につけ、食べて終わった。

屋敷神社の儀式が終わると、今度は街の大きな神社のオダランにお供えと祈りを捧げに行った。その神社にはたくさんの人たちが続々とお参りに詰めかけていた。

夜、別の大きな神社を通りかかったら、そこでもオダランが行われていて、やはり多くの人たちが詰めかけていたから、今日はきっとオダラン日和だったのだろう。

* “pura”という言葉は、英語では”temple”と訳されるので、日本語でも「寺院」と訳されるのが一般的ですが、バリの”pura”はヒンドゥー教の神々を祀っているので、仏教を連想させる「寺院」よりも、「神社」の方がしっくり来るような気がして、最近私はこちらを使っています。