2008年10月26日日曜日

練習風景

魂を揺さぶられる情景というのがある。私の場合それは多分に音楽や、ものが創り出されるときと結びついている。先日ぶらぶらしていたら、王宮で女性たちに よるガムランと子どもたちによる踊りのグループのリハーサル風景に出くわした。5人ほどの男性が指導にあたっている。それは感動的な光景だった。ガムラン には楽譜がなく、師匠と対面でひたすら真似ることによって耳と体で覚えていくしかないのだという。見えない音を全員で耳を澄まして追いかけ、指導し、指導 され、創り上げていく姿がそこにあった。私は魂をつかまれ、しばらくそこを動くことができなかった。

周囲には子どもたちが遊び回っており、こうしてこの子たちは、自然にこの音や動きを体に染みこませていくのだろう。2000年生まれ以降の子どもたちに、こうして伝統は日々、受け継がれているのだ。