2008年10月1日水曜日

暦の話

日本では余り認識されていないことだが、インドネシアは世界最大のムスリム人口を抱える国であり、手元の資料によれば、国民の実に8割がイスラム教徒である。イスラム暦は1年が354日で、今年は9月が断食月だった。つまり今日は断食明け大祭の日である。ムスリムが大勢を占めるジャワ島などでは、きっと街中で賑やかなお祭り騒ぎが行われていることだろう。

ここバリ島では事情が異なる。バリ島ではヒンドゥー教徒が大勢を占める。どうしてそうなったのかと言えば、イスラム教が伝播する以前のインドネシアではヒンドゥー教が優勢であったのが、イスラム勢力に押し出される形で、ヒンドゥー文化の頂点にあった人たちがジャワ島からバリ島に逃げた、ということらしい。

ヒンドゥー教のここバリでは3つの暦を使っている。グレゴリ暦に加えて、ウク暦(210日が2サイクル、420日で1年)、サコ暦(354〜355日で1年)である。この複雑な暦に基づいて、様々な祭礼や催事の日取りが決められる、ということだ。