
今日はティラム(暗月)なので、バリの人たちは特別なお供えをしたり、神社にお参りしたりする。お昼頃、お隣のイブがお供えに来たので、「今日はティラムですか」と聞いたら、「ティラムで、カジャン=クリオン」だという。
私が何かというと参照する「バリ宗教ハンドブック」(吉田竹也/著)を見てみると、カジャン=クリオンというのは、バリで使われている3つの暦のうちのひとつ、ウク暦の行事で、3日週のカジャンと5日週のクリオンが出会う、15日毎にめぐってくる日であり、プルナモ(満月)とティラム(暗月)とほぼ同じ供物をつくって捧げる、とある。
いつも思うのだが、バリの人たちの祈りの所作はとても美しい。花で水をふりかけ、風を送り、その花を髪に挿す。その一連の動作は、信じられないほどしなやかで繊細な指の動きを見せるバリ舞踊に通じているように思う。