東京・大田区の下水処理施設「南部スラッジプラント」の施設内で汚泥の焼却灰の放射線量を測定したところ、毎時2.7マイクロシーベルトという高い数値が出た。通常の環境の放射線量は毎時0.05マイクロシーベルトくらいだから、約50倍だ。
下水処理施設では下水を水と汚泥に分け、汚泥を乾燥させて焼却させるため、下水に含まれていた放射性物質が濃縮されるそうだ。
また江東区の東部スラッジプラントでは、付近のグラウンドで1平方メートル当たりなんと23万ベクレルものセシウムが検出された。これは江東区の父母で作るNO!放射能 江東こども守る会が放射線測定の専門家に依頼して独自に調査して分かったという。
文科省が都道府県別モニタリングデータというのを出しているが、放射能汚染の実態というのは非常にまばらで、同じグラウンドでも場所によって全然数値が違ったりするので、各都道府県1カ所測定したくらいではまったく足りない。
それに、文科省のモニタリングポストの位置は決まりがないらしく、例えば東京都(新宿)は地上18m、私の家族が住んでいる群馬県(前橋)は地上20mで測定しているという。
3月の福島第一原発の水素爆発で空中に飛散した放射性物質はもう地面に下りてきているので、当然地面に近い方が数値が高い。人間が生活する高さで測らなければ意味がない。
非常にきめ細かい測定と汚染地図の作成、それに応じた対策が急務である。みなさん、行政を動かしましょう!
さきほどの下水処理施設で出る汚泥はセメントや肥料に混ぜてリサイクルされているそうだ。
国は5月に汚泥の汚染基準を1kgあたり100ベクレルと定めたが、それ以前のものはすでに市場に出てしまっているし、1kgあたり100ベクレルだから安全ということではない。
セメントや肥料に混ぜられた放射性物質は、放射線を出し続ける。
下水処理施設で働く方々の被曝も心配だ。
放射能汚染は今後も広範囲にわたりいろんな形で牙をむくだろう。
日本はとんでもない時代に突入している。