2011年6月15日水曜日

過酷な原発労働


昨夜のたね蒔きジャーナルで京大原子炉実験所の小出裕章先生が

「みなさんがどれだけ深刻さを認識しているか分からないが、今福島第一原発の現場は戦争のような状態になっている。福島第一原発事故の放射能はアメリカにもヨーロッパにも届いており、全地球に広がっている。私たちはその中で生きていかなければいけないという状況に追い込まれている。311日を境に世界は変わってしまったということをみなさんは知るべき」

という意味のことをおっしゃっていた。


原発の状況を伝える報道といえば、炉心の破壊がどれだけ進んでいるかとか、圧力容器の水位がどうとかというものに終始し、そこにいる生身の人間の姿が伝えられていない。


原発労働は伝統的に孫請け、ひ孫請けの出稼ぎや日雇いの人たちが、放射能の知識も与えられないまま、ずさんな線量管理のもとに危険な作業に駆り出されてきたという構図があって、労災認定された少数の方々の裏には、恐らく無数の人たちが使い捨てられてきた現実が隠されている。


エネルギーシフトの議論もデモも大事だが、今最前線で大量に被曝しながら、破局的な事態を体をはって食い止めてくれている人たちのことを置き去りにしてはならないと思う。