昨日26日(日)、玄海原発を抱える佐賀県で、再稼働に向けて、国がその安全性を説明する住民説明会ならぬ「住民説明番組」が行われた。住民説明会といえば、県民ならば誰でも自由に参加できる会場で、住民が納得のいくまで国側と議論できるものであるべきだ。ところが昨日行われたのは、国側が地元の広告代理店を通じて県民代表を7人選び、国側(保安員3人、資源エネルギー庁1人)、オブザーバー1人と、一般人をシャットアウトしたスタジオで説明と質疑応答を行い、ケーブルテレビとUStreamで番組として中継するという、とても住民説明会とは呼べないものだった。会場となったケーブルテレビ局に怒った住民が押し寄せ、警備員ともみ合いになったり一時騒然となったそうだ。
住民が怒るのも当然である。
市民団体はこれについて早くから抗議し、開かれた住民説明会を求めていた。
6月1日(水)には佐賀県知事宛てに要請文を提出していた。しかし回答がないので、「説明番組」開催2日前の24日(金)にも再度県庁に出向き、要請文を提出した。それでも県の原子力行政担当者は「伝えます」の一点張り。拉致があかないので、知事への面会を申し入れた。ところが県庁職員がスクラムを組んでこれを阻止したのである。そのときの様子が以下の動画に収められている。
これを見て背筋が寒くなった。住民が知事に会うのに力で阻止される。日本ってほんとうに民主主義国家なんでしょうか?
「説明番組」を受けての古川知事のコメントの動画。
玄海原発緊急安全対策県民説明番組放送を受けての知事インタビュー
参考記事:
「原発再開の賛成派だけでシナリオを作った」 玄海原発、国側がCATV出演者7人を地元広告代理店に依頼(産経新聞2011/06/27/09:52)