2011年6月20日月曜日

広域放射能汚染地図


上の図(クリックすると拡大します)は微粒子の大気拡散に詳しい群馬大学の早川由紀夫教授(火山学)が、民間による測定や国の公表データを元に作成した300 km圏の汚染地図(421日作成/618日改訂)。

茨城、栃木、千葉、群馬にも0.5マイクロシーベルト/時以上、0.25マイクロシーベルト/時以上のところが点在しているのが分かる。

出典:ホットスポットなぜ出現…気象と地形の複合要因(読売新聞 2011/6/18/16:03



気になるのは上の図(クリックすると拡大します)

これは国が公表しなかったSPEEDIの予測(44日のNHKニュースで一瞬流れたそうだ)に「天狗」さんという方が地図を重ねたもの。放射性ヨウ素131による1歳未満乳児の臓器被曝程度の予測で、3160時時点での積算値予測と推測される。

凡例:

赤:10100ミリシーベルト

オレンジ:110ミリシーベルト

黄色:0.11ミリシーベルト

緑:0.010.1ミリシーベルト

オレンジの110ミリシーベルト地帯が、福島県二本松の方から、茨城県沿岸部を通り、埼玉県を通り、群馬県前橋の方まで弧を描いている。

出典:ピースフィロソフィー2011516


文科省 緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)等による計算結果福島第一原子力発電所(特定条件 WSPEEDI)[平成23325日(金曜日)](PDF:594KBには325日0時時点の「ヨウ素131の地表面の大気中濃度」、「幼児(1歳未満)ヨウ素131による甲状腺等価線量」、「ヨウ素131の表面沈着量積算値」の予測が掲載されているが、ヨウ素が日本列島のかなり広い範囲にわたって沈着したことが分かる。ヨウ素は半減期が8日と短いが、子どもが甲状腺に溜め込んでしまっていないか心配である。

このデータについて詳しく考察しているブログがありますので、参考にしてください。

ブログ「中鬼と大鬼のふたりごと」2011/05/13(金)02:43


小佐古元内閣官房参与の429日の辞意表明に次のような文言がある(太字筆者)。

「初期のプリュームのサブマージョンに基づく甲状腺の被ばくによる等価線量、とりわけ小児の甲状腺の等価線量については、その数値を2030 km圏の近傍のみならず、福島県全域、茨城県、栃木県、群馬県、他の関東、東北の全域にわたって、隠さず迅速に公開すべきである。さらに、文部科学省所管の日本原子力研究開発機構によるWSPEEDIシステム(数10 kmから数1000 kmの広域をカバーできるシステム)のデータを隠さず開示し、福島県、茨城県、栃木県、群馬県のみならず、関東、東北全域の、公衆の甲状腺等価線量、並びに実効線量を隠さず国民に開示すべきである」

これは小佐古元内閣官房参与がSPEEDIWSPEEDIのデータを見て、上記の地域が汚染されているであろうことを知っていたから出た言葉だと推測されるのである。

出典:NHK「かぶん」ブログ 2011429日(金)官房参与が辞任・記者会見資料を全文掲載します


各地方自治体は細かいマス目で放射線量を測定し、詳細な汚染地図を作成して対策を取ることが急務であると思う。