昨日行われた関西電力の株主総会では、常務取締役が、テポドンが着弾しても格納容器は壊れないと強弁したという。つける薬がないとはこのことだ。
関電、変わらぬ“安全神話”強弁「テポドン着弾しても原発は壊れません」…大荒れの株主総会(スポーツ報知 2011/06/30/08:02)
株主総会で心ない人たちが日本の破滅に向かって着々と歩を進めている間、福島県伊達市では心ある人たちが希望のある未来のための集いを開いていた。
午前中はNPOチェルノブイリへのかけはし代表・野呂美加さんと、環境活動家・田中優さんの講演があり、午後は野呂美加さん、田中優さんに加えて、チェルノブイリ支援にあたっている中村隆市さん、こどもたちを放射線から守る福島ネットワークの中手聖一さん、被災地の支援活動をしているてんつくマン、沖縄三線アーティストまーちゃんうーぽーによるシンポジウム、というまる一日の充実した内容で、Ustream中継された。
私はシンポジウムからライブで見た(と言っても、私のネット環境ではつっかえつっかえで、ほとんど内容が聞き取れないのだが、それでも雰囲気だけはライブで味わい、後でダウンロードして改めて見直した)。ライブ中は全国の人が見ていて、「テレビはくだらない番組やってないで、こういうのを流せばいいのに」というコメントが異口同音にしきりに入った。ほんとにそうだ。
途中から客席の福島の人たちが堰を切ったように発言し始めた。中手さんが、「みなさん、いやすげーなあ福島の人って、って思ったかもしれないですけど、実は福島の人ってこんなにしゃべんないんですよ。ましてこんなシンポジウムで会場から割り込む人なんて千人いたって誰一人いなかったんですよ。ここは関西じゃないんですよ。ほんとに無口でだまーって聞く。そういう県民性だったんです。でもね、この震災が起きてね、自分が守んなきゃ誰も守ってくれないんだと思ったら、もう立ち上がって自分から話し出すしかないんですよ」と言う。私は3分の1福島県人だからその意味がよく分かる。その内向的な福島の人たちが子どもを守りたい一心で声を上げている、と思ったらじーんときた。
最後、西表島の三線アーティストまーちゃんうーぽーが「僕たちが汚してしまったこの大地に、一度ごめんなさいと伝え、そして今こうやって地球の上に生かされていることにしっかり感謝、ありがとうを伝えて、心をつなげていきたいと思います」と、一緒に静かに祈りの時間を持つことを提案し、即興で祈りの唄を捧げた。素晴らしかった。涙が出てきた。
今最も求められているのはそういうことではないか、と個人的には思っている。人間が自然を支配できるなどという傲慢さを悔い改め、人体が対処する術を知らない猛毒(人工放射能)を生み出してしまったそのパンドラの箱を閉じ、地球に謝り、感謝すること。自然とともに生きている先住民の人たちが持っているそういう智恵こそ今学ぶべきものなのだ。
ということで、シンポジウムの動画をご覧ください(切れ切れですが)。
シンポジウム以外の動画もこちらで見ることができます(こちらも切れ切れですが)。
http://www.ustream.tv/channel/happy-island-network/videos
主催したNPOハッピーアイランドネットワークは、東日本震災からの復興を支援する大阪のNGO心援隊を母体として、福島の復興のために様々なプロジェクトを行っているグループのようだ。「ハッピーアイランド」とはハッピー=福、アイランド=島からのネーミングだそうで、福島の方々に役立つ情報を満載した「はっぴーあいらんど新聞」を6月22日に発行した。
「はっぴーあいらんど新聞」について詳しくはこちら。
新聞のPDF版をこちらでダウンロードすることができます。是非ご覧ください。