2011年6月3日金曜日

生物と放射性物質は相容れない

松井英介先生のお話に補足。


放射線に対する感受性は胎児が最も高く、子どもはそれに次いで高い。

成長期にある胎児・子どもは細胞分裂を盛んに繰り返している。

放射線を浴びる=被ばくするということは、細胞の核にあるDNAがスパッと切られてしまうということ。

DNAは生命の設計図のようなものだ。

通常人体には破壊されたDNAを修復する機能が備わっている。

しかしあまりにどんどん壊れると、修復が追いつかない。

例えばレントゲンなどは非常に短い時間だけ放射線を浴びる。だから壊れたDNAはそのあと修復される。

けれど原発事故などで大量に被ばくした場合、修復は追いつかない。

またたとえ微量でも体の中に取り込んでしまった放射性物質(これを内部被ばくという)は、体の内側から放射線を延々と出し続け、至近距離でDNAを傷つけ続けるため、修復が追いつかない。

細胞分裂が盛んな胎児・子どもは、壊れたDNAをどんどんコピーしてしまう。

それによって様々な障害が表れたり、ガンになったりする…


DNAというのは、炭素と酸素と水素が手を繋いで1つの化学的な物質を作っているわけです…(中略)…その炭素と酸素と水素が繋がって1つの分子を作る時の繋がる力を1とすると、放射線が持っているエネルギーというのは10万とか100万とかいうエネルギーなんです。ですから、私たちが放射線で被ばくをするということは、私という生き物を形作っている力の10万倍とか100万倍のエネルギーで爆撃されるということなんです。細胞の中の遺伝情報がズタズタに破壊されていくということですね」

緊急会議/小出裕章×小林武史「原発は今すぐ止めなければならない」(2)より


参考映像: