福島県知事に放射線健康リスク管理アドバイザーとして招聘されて福島県内各地で講演を行っている長崎大学教授の山下俊一という人が「年間100ミリシーベルトまでは大丈夫。毎時10マイクロシーベルト以下なら外で遊んでも大丈夫」と発言し続けて、地元を混乱させている。
それは本当に彼の持論なのかも知れないが、今の世界の医学界でコンセンサスになっているのは、どんなに低線量でもそれに応じたリスクが存在する、被曝によるリスクに閾値(これ以下なら安全という値)はない、というものである。
被曝による健康へのリスクは被曝線量に比例するもの、つまり被曝が多ければ多いほどリスクも高まるということ、またそれどころか、リスクのない線量というのは存在しない、ということは学界の常識になっております。
IPPNW(核戦争防止国際医師会議)から高木文相への手紙(2011年4月29日付け)より引用
被曝に安全なレベルが存在しないということは、米国国立アカデミーの全米研究評議会報告書『電離放射線の生物学的影響VII』(BEIR VII 報告書、http://www.nap.edu/openbook.php?isbn=030909156X ) において結論づけられ、医学・科学界において広く合意が得られています。あらゆる被曝は、自然放射線を含め、いかなる量であっても発がんリスクを高めます。
福島県内の子供達への電離放射線許容線量の増加に関するPSR(社会的責任を果たす為の医師団)による声明(2011年4月29日付け)より引用
関連投稿: