3月期決算企業の株主総会が相次いでいる。
昨日28日には東京電力と九州電力の株主総会も行われた。
東京の友人Aくんからメールが入り、ジャーナリストの岩上安身さんが東電株主総会の会場からツイッターで実況中継をしているが、あまりの酷さに唖然とするというので、終了してからツイッター実況中継のまとめを見てみた。
読んでいて、怒りを通り越して気が滅入った。書く気も起こらずふて寝してしまったが、やはり重要なことなので気力を振り絞って書いている。
何がひどいかというと、とにかく経営陣と株主との間で開かれた健全な議論を行う場ではないということ。前方の席は総会屋か内部の人間と思われる人たちが占め、経営陣からの報告にひたすら拍手(不気味)。株主からの質問に対する経営陣の回答は答になっていないものばかり。緊急動議に対して会場の大半の人が挙手して賛成していてもなぜかいつも否決される(大株主からの委任状があるという理由らしい)、脱原発を求める発言に対しプレスルームから嘲笑が上がる…等々。
過去最多の9309人の株主が出席、所要時間も過去最長の6時間9分に及んだ、とのこと。
詳しくは、岩上安身さんのサイトに報告が上がっているので、お読みください。
2011/06/28 東京電力株主総会まとめ(岩上安身オフィシャルサイト)
フリージャーナリスト田中龍作さんのサイトにもレポートが上がっています。
東電株主総会 「また原発事故を起こす」と決めた日(田中龍作ジャーナル2011年6月28日 20:48)
また、マスコミの報道は
東電株主総会:「原発撤退」は否決 勝俣会長続投(毎日新聞 2011年6月28日 21時42分、最終更新 6月29日 1時39分)
昨夜の報道ステーションで報道された動画。
東電 株主総会 問われた経営責任と原発 by sean2010jp
九電の方も似たり寄ったりだったようだ。
参加しているメーリングリストで参加された株主の方の報告が上がっていたので、引用させていただく。
「海江田安全宣言を受けてか、原発推進まっしぐら総会でした。
国からお墨付きを頂いた原発だからという開き直りでした。
反原発株主の意見は、軽く笑い事にしたり(真面目にやってよと思いました)、
たくさんの人が手を上げているにも拘らず、『あと一人にします』と切り捨てたり、
話の途中で打ち切ったり酷い司会でした。 ・・・司会は眞部社長!です。」
この後紹介されているエピソードがすごい。
一人の女性株主の方が福島の方からのメールを読み上げ始めたら、「株主でない方の意見は止めてください」と司会に遮られた。その方は「私が株主ですから読みます」と言って、読み続けた。司会から3回忠告されたがやめなかったので、5,6人の男性に取り巻かれ、マイクを取り上げられたのだそうだ。
絶句である。
今日29日は関西、東北、中国、北海道、四国、沖縄の6電力会社の株主総会も行われている。
株主総会:1028社が一斉開催 東北電など電力6社も(毎日新聞 2011年6月29日 11時40分、更新:6月29日 12時59分)
株主総会:関西電力では「脱原発」提案 大阪市長も出席(毎日新聞 2011年6月29日 12時7分、更新:6月29日 12時20分)
そして海江田大臣は今日、玄海原発の再稼働要請に佐賀に行っている。
福島第一原発の収束の目処さえ立っていないというのに。日本全国はおろか全世界に放射能をばらまき、福島の高汚染地域の人々の生活を根こそぎ破壊し、居住不能地域を作り、原発作業員に危険な被曝環境での労働を強い、日本全国の人々がこれから多かれ少なかれ低線量被曝と内部被曝の脅威にさらされ続けるというのに。
人の命より経済ですか?